株式会社クリムゾンフットボールクラブ 株式異動に関するお知らせ
しれーっと発表されていた本件。サッカー人に意外とスルーされている感がある本件。もっと大沙汰になってもいい大ニュースが、一部ネット上で討論されている程度。少なくともサッカー関連のメディアは楽天本社へ今すぐゴーして欲しいところです。
皆さんこんにちこんばんは。「進化系サッカーメディアNEWJI」の立案者ryujinです。楽天でダイニングテーブルと念願のL字ソファーを買いました。やっと段ボール箱で飯を食う生活も終わり、足を延ばして昼寝ができそうです。
ヴィッセル神戸が楽天グループ傘下に入りました。神戸のクラブが今後は積極的にアジア進出へ向け再スタートする可能性が出てきました。
ヴィッセル神戸のイメージ
三木谷さんのヴィッセル神戸が、楽天のヴィッセル神戸に変わりました。Jリーグ屈指の赤字企業が楽天グループとのシナジー効果で増収総益を目指し、Jリーグを本気と書いてマジで獲りに来るかもしれません。
これまでJリーグでは優勝争いをすることは殆どありませんでした。所属選手も毎年のように大きく変わり、常に新規参入クラブと言うイメージがありました。その一方でスクール事業を広範囲で展開しており、アカデミーの強化で生抜き選手を育てているイメージもあります。
ヴィッセル神戸は、これまでよりも一段と組織体制の強化がされることになるでしょう。まずは手始めに楽天本社から腕のいい人材が出向してくるかもしれません。
その方に望むことは、「これまでの体制・組織に巻かれるな」ということでしょう。毎年のように所属選手は大きく変わっても、フロントで働いているクラブスタッフは大きく変わっておりません。強烈なリーダーシップを掲げ、動きが鈍くなった歯車を動かす潤滑油になってほしいもんです。
※そもそも来るかどうか知りませんが。
とにかく、主軸選手が定まっていないチーム作りを変えた方がいい。日本代表にも選出された森岡亮太だけではJリーグは勿論、アジアへの進出も難しいかもしれません。
本格的なアジア進出、世界進出を考えているのであれば、天皇杯公式戦で関西学院大学に負けていたら話にならないことを、全員が体系的に理解しなければならない。スポーツ界は結果が全てですから。
アジアを制する前にJを制してくだされ
2012年3月、ヴィッセル神戸はタイリーグのチョンブリと業務提携の締結を行いました。当時のヴィッセル神戸(クリムゾンフットボール株式会社)社長であった叶屋宏一さんは当時の様子をこう語っています。
将来を見据えたチームの強化、収益の確保という点で国際化は必須
また、三木谷浩史会長も当時はこのように語っています。
今後、アジア・世界を見据えた新たなステージへとクラブが成長するために、世界の先端的な知見を備えた経営体制に移行することが大切と考えた。
この取組からアカデミーでタイ遠征や練習生の受入(アカデミー)を実施した後、2014年からは和田昌裕元監督をチョンブリへ移籍させました。
そして今回、満を持してヴィッセル神戸を楽天傘下に吸収させた?ことで発表されたコメントが以下の通り。
今後は、クラブとして新たなステージへの挑戦が求められます。ACL出場・リーグ優勝の目標を現実的に見据え、皆様とさらに大きな喜びを分かちあえるクラブとなれるよう、チーム一丸となり全力で戦ってまいります。
清水克洋代表取締役社長 <クリムゾンフットボール>
10年間で築き上げたベースの上に、クラブとして次のステージへ挑戦し、アジアナンバーワンクラブ・世界に通用するクラブを目指すために、クラブ経営基盤をさらに強化・安定化することが肝要であると考え、今回の決定に至りました。
三木谷浩史代表取締役会長<クリムゾンフットボール>
口を揃えて仰ることが、
「次のステージ」
第三者目線から申し上げますと、次のステージと言う前に、目の前の「Jリーグ」を制しなはれ。
参考と引用:http://www.vissel-kobe.co.jp/
絶対的なパサーが必要では?
ヴィッセル神戸は2014シーズンもその過去も、Jリーグクラブの中では比較的いい補強が出来ているような気がします。FWやDFで実は代表クラスや、お馴染みJリーガー外国人を引っ張ってくる財力とスカウティングはできているようです。
しかし、クラブは勝てません。何が足りないかを考えてみると、絶対的なパサーが不在ではないでしょうか。Jリーグの首位争いをしているクラブには絶対的なパサーが存在しています。
※スマホの方は小さすぎて読めません…
データが示すように、強いクラブにはいいパサーが存在し、ゴールを獲るストライカーがパサーと2コ1でいるのです。
どれだけいいFWを用意しても、そこにパスが出てこなければ上位に留まるには難しいかもしれません。
※かつてのガンバ大阪のエムボマタイプであれば話しは別だが…
ヴィッセル神戸におすすめ、本気で獲得したい天才的パサー
二川孝広(ガンバ大阪)
写真:http://www.tumblr.com/
間違いなく万能的で絶対的なパサー。受け手が外国人であろうが日本人であろうがお構いなし。誰が受け手でもピンポイントかつ、決定的なパスを供給してくれます。
梁勇基(ベガルタ仙台)
写真:http://www.j-league.or.jp
仙台の10番を背負うに相応しいパサー。プレスキックは勿論、試合の流れで決定的なパスをいくつも繰り出す。ヴィッセル神戸のスタイルにマッチングする一人でもある。
柏木陽介(浦和レッズ)
写真:http://www.jsgoal.jp
神戸育ちのレフティー。サッカーではサンフレッチェや浦和レッズのイメージが大きいが、実は神戸人。地元からのラブコールでノエビアスタジアムで親孝行をしたいところ。
それぞれ年齢的には中期3年計画で主軸におくことも可能か。しかし、彼らを最大限活かすためには、絶対的なボランチも必要不可欠。
こうなったらヴィッセル神戸(楽天)が大金を積んで、バルセロナのシャビを獲得してくれないだろうか。そして「イブラヒモビッチ」の獲得もお忘れなく。
Jリーグクラブで先行投資できるクラブは数多くはない。