サッカー界の新星・杉浦誠黎選手──若さと情熱が生む未来への飛躍

杉浦誠黎の読みは「スギウラ ミレイ」です。2007年生まれのMFで、湘南ベルマーレU-18からトップチームに昇格すると同時に、スペインのUEサン・アンドレウへ期限付き移籍しました。クラブ公式の発表をもとに、経歴とプレースタイル、いまの所属先までを追っていきます。(2026年8月19日更新)

杉浦誠黎(スギウラ ミレイ)のプロフィール

以下はすべて湘南ベルマーレ公式のリリースに記載されている内容です。

項目 内容
氏名 杉浦 誠黎(スギウラ ミレイ/すぎうら みれい)
生年月日 2007年4月10日(2026年8月時点で19歳)
出身地 東京都
ポジション MF
身長/体重 174cm/61kg
サッカー歴 町田JFC → 東急SレイエスFC U-15 → 湘南ベルマーレU-18
所属 湘南ベルマーレ(2026年トップチーム昇格)
UEサン・アンドレウ(スペイン)へ期限付き移籍中
期限付き移籍期間 2026年1月1日〜2027年6月30日

出典は湘南ベルマーレ公式「U-18 杉浦誠黎選手 トップチーム昇格及びUEサン・アンドレウへ期限付き移籍のお知らせ」(2025年12月28日)です。

「誠黎」は初見でまず読めません。読み方は「スギウラ ミレイ」です。検索するときは「杉浦みれい」でも辿り着けます。

町田JFCから湘南U-18、そしてスペインへ:経歴

経歴は湘南ベルマーレ公式のプロフィール記載どおりです。

  • 町田JFC:小学生年代
  • 東急SレイエスFC U-15:中学生年代
  • 湘南ベルマーレU-18:高校生年代
  • 2026年 湘南ベルマーレ トップチーム昇格(2025年12月28日発表)
  • 同時にUEサン・アンドレウ(スペイン)へ期限付き移籍(2026年1月1日〜2027年6月30日)

注目したいのは、トップチーム昇格と海外への期限付き移籍が同じ日に発表されていることです。つまり日本のトップチームで出場を積んでから海外へ、という一般的な順番ではなく、プロ契約と同時にスペインへ出ていることになります。18歳(発表当時)での判断です。

本人はリリースのコメントで次のように述べています。

慣れない環境での挑戦ですが、世界で通用する選手になるために、厳しい環境の中でサッカーでは技術や判断力を高め、生活面では自分でできることをしっかりとやり、人としても成長できるよう努力します。

杉浦誠黎選手 コメント(湘南ベルマーレ公式「U-18 杉浦誠黎選手 トップチーム昇格及びUEサン・アンドレウへ期限付き移籍のお知らせ」2025年12月28日

あわせて「……将来ベルマーレに戻ったときに、よりたくましく成長した姿をお見せできるよう全力を尽くします」とも語っており、期限付き移籍であることを本人も前提に置いています。

中学時代に所属した東急SレイエスFCの公式サイトにも、移籍発表の4日後にコメントが掲載されました。そちらでは中学時代の指導者への感謝が中心になっています。

この度、湘南ベルマーレとプロ契約をしていただいた、杉浦誠黎です。

小さい頃からの夢であったプロサッカー選手というキャリアを果たすことができたのは、中学時代に東急レイエスに所属し、素晴らしい環境の中でプレーできたからだと思います。柳川監督をはじめ、素晴らしいスタッフに恵まれた自分は最後まで背中を押してくれる監督やスタッフ、素晴らしい仲間とプレーできたからだと思います。小さい頃から努力を積み重ね、自分を信じてプレーし続けた結果、プロという次のステージへ踏み出せたと思うのでこれからも謙虚な気持ちを忘れず、突き進んでいきたいと思います。

杉浦誠黎選手 コメント(東急スポーツシステム公式「5年連続、計12人目のプロ選手誕生! レイエス OB 杉浦 誠黎選手が湘南ベルマーレ(J2)入団!」2025年12月31日

同ページによれば、東急SレイエスFCからは2025年で5年連続・通算12人目のプロ選手(うち9人目のJリーガー)が誕生しており、杉浦はその1人にあたります。

10代で海外のクラブに所属する日本人選手は増えています。海外の下部組織で育つ例についてはルーク・ローリングスの記事で扱っています。

プレースタイル:両サイドの縦突破とスピードを生かしたドリブル

プレースタイルについて、公式に本人の言葉として残っているのは次の一文です。

持ち味は、両サイドの縦突破やスピードを生かしたドリブルです。この特徴を最大限に発揮し、勝利のために走り、戦い、最後まで諦めずにプレーします。

杉浦誠黎選手 コメント(湘南ベルマーレ公式「U-18 杉浦誠黎選手 トップチーム昇格及びUEサン・アンドレウへ期限付き移籍のお知らせ」2025年12月28日

ここから読み取れることは3つあります。

1. 「両サイド」と書いている

右か左かではなく両サイドと本人が書いています。左右どちらのサイドでも縦に仕掛けられる、という自己認識です。ポジション表記はMFですが、実質的にはサイドで前を向いてプレーする選手だと考えられます。

2. 「縦突破」を最初に挙げている

選択肢として横やバックパスではなく、まず縦を選ぶタイプであることを最初に書いています。サイドの選手の評価軸として最も分かりやすい部分です。

3. スピードを前提にしている

「スピードを生かしたドリブル」という表現から、細かいタッチで抜くタイプよりも、速度差で置き去りにするタイプと読めます。174cm/61kgという体格も、当たりの強さより速さで勝負する選手像と一致します。

公式に確認できるのはここまでです。技術の細部や守備での貢献度についての公式な記録は、2026年8月時点でありません。ネット上には「畑大雅を参考にしている」「プレミアリーグ観戦が目標につながった」といった記述もありますが、出所(媒体名と掲載日)を明記した記事は見当たりません。

U-17日本代表:2024年11月のクロアチア遠征

年代別代表にも選ばれています。

2024年11月6日、湘南ベルマーレU-18所属の杉浦誠黎がU-17日本代表メンバーに選出されました(湘南ベルマーレ公式)。同代表は11月9日からクロアチア遠征を行い、11月13日にU-17アイルランド代表、11月16日にU-17ポルトガル代表、11月18日にU-17クロアチア代表と対戦する日程でした。

当時の前所属表記は「東急SレイエスFC U-15」で、プロフィール(生年月日・ポジション・身長体重)は移籍リリースと一致しています。

UEサン・アンドレウでの登録先:フベニールA

移籍後の所属チームも分かっています。

UEサン・アンドレウは日本企業・株式会社タイカが2024年11月に経営権を取得したスペイン4部のクラブです(タイカ公式プレスリリース「UEサン・アンドレウ 史上初となる日本人選手加入内定」2026年1月20日)。同リリースによれば、杉浦誠黎はクラブ史上初の日本人選手として加入内定した3人のうちの1人で、残る2人は神村学園高等部の細山田怜真選手、興國高等学校の樺山文代志選手です。

クラブが運営する「UEサン・アンドレウ日本公式サイト」のユース年代ページによれば、杉浦誠黎は2026年8月19日確認時点でトップチームではなく「フベニールA」の選手として掲載されています(UEサン・アンドレウ日本公式サイト「フベニールA」)。同ページの説明によれば、フベニールAはスペインのサッカー界でユース年代の各クラブにおけるトップチームを指す区分で、日本の高校生年代に相当するとされています。同じ「JAPANESE」の枠には、樺山文代志選手・細山田怜真選手の名前もあります。

フベニールAでの出場試合数や得点といった個人成績は、同サイトには掲載されていません。

移籍から8か月、2026年8月時点の到達点

湘南ベルマーレ公式の杉浦誠黎に関するタグページで、いまも最新のニュースは2025年12月28日の昇格・期限付き移籍の発表です(2026年8月19日確認・全1件)。移籍満了や復帰の発表は出ていません。期限付き移籍は、当初の期間(2027年6月30日まで)のまま続いています。

フベニールAでの出場試合数・得点・スタメン出場の有無は、UEサン・アンドレウ日本公式サイトのニュース(2026年7月・8月分を含む)にも、杉浦誠黎個人の名前は出てきません。出場記録は、いまのところ公式サイトに載っていません。

若手選手の所属情報は、移籍のたびに古くなります。所属クラブを移籍前のまま書いた記事は、次の移籍が起きた瞬間に誤りになります。山田寛人のように、移籍後に所属表記の更新が必要になった例は珍しくありません。

今後の注目点

  • 期限付き移籍の満了(2027年6月30日):湘南復帰か、延長か、完全移籍か
  • フベニールAでの出場記録:公式サイトへの掲載状況
  • 年代別代表への継続選出:U-17からU-20へ上がる世代にあたる

同世代・近い世代の日本人選手の動向は2026年ワールドカップ後の日本代表と若手を整理した記事にまとめています。

まとめ

  • 杉浦誠黎の読みは「スギウラ ミレイ」。2007年4月10日生まれで、2026年8月時点で19歳
  • 町田JFC → 東急SレイエスFC U-15 → 湘南ベルマーレU-18という経歴。東急SレイエスFCからは5年連続・通算12人目のプロ選手
  • 2025年12月28日、湘南トップチーム昇格とUEサン・アンドレウへの期限付き移籍(2026年1月1日〜2027年6月30日)が同時に発表された
  • 持ち味は本人の言葉で「両サイドの縦突破やスピードを生かしたドリブル」
  • 2024年11月にU-17日本代表に選出され、クロアチア遠征のメンバーに入った
  • UEサン・アンドレウでの登録先はユース年代の「フベニールA」(2026年8月19日確認)。同時期に加入内定した細山田怜真選手・樺山文代志選手とともにクラブ史上初の日本人選手
  • 2026年8月時点で、湘南公式に移籍満了・復帰の発表は出ていない。フベニールAでの出場記録は、公式サイトに載っていない

評価 :5/5。