【対談コラム】サッカー × それぞれの視点
サッカーを軸に異なるフィールドで活躍する3名が集い、それぞれの視点から語り合う対談コラム。
育成年代の指導に最前線で携わる元プロサッカー選手・遠藤。
IT企業を経営しながら、年に一度だけピッチに立つ現役サッカー選手・生田。
サッカーに関心を持ち、サッカーを語ることを楽しむ女優・櫻井。
サッカーという共通のテーマを持ちながら、それぞれの立場や経験が異なる3人。
指導者の目線、経営者の視点、そしてサッカーを楽しむ側の感性。
交わることで生まれる新たな気づきや発見を、ぜひお楽しみください!
生田:面白い記事でしたね。PSGがセンターフォワードらしいセンターフォワードを置かずにリバプールを倒したんですよ。この戦術の柔軟性がすごいです。
遠藤:確かに興味深いですね。サイドアタッカーを中心に据えた3トップって、ものすごくダイナミックですよ。個人の突破力が鍵になります。
櫻井:でも、サッカー初心者として、そもそもCFらしい選手がいないというのはどういうことなのか、もう少し詳しく教えていただけますか?
生田:CF、つまりセンターフォワードは通常、攻撃の中心に位置する選手です。ゴールを狙う主役的なポジションですね。でも最近、特にPSGのようなチームでは役割が変わってきているんです。
遠藤:おっしゃるとおり、伝統的なCFがいないチームは、代わりに機動力や柔軟性を活かして相手の守備を崩す戦術を取ることが多いです。これがうまくいくチームは、ボール保持率が高く、サイドからの突破力が強いんです。
櫻井:なるほど、日本代表でもこういうスタイルは考えられるんでしょうか?
遠藤:日本代表でも十分に可能だと思います。サイドには伊東、堂安、久保、三笘といった優れたアタッカーがいて、彼らの特長を最大限に活かせばPSG方式も面白いかもしれないですね。
生田:ええ、攻撃の柔軟性がもたらす戦術の自由度はITのシステム設計に似ています。状況に応じたプレーヤーの動きや役割の切り替えが重要です。
櫻井:もう一つ質問です。偽9番とかゼロトップってなんですか?
遠藤:偽9番やゼロトップは、本来CFの位置に立つ選手が中盤から攻撃を組み立てるポジションを取る戦術です。CFがいないように見えますが、実際には誰かがその役割を臨機応変に担っているんです。
櫻井:つまり、サッカーのゲームメーク役がフィールド全体を流動的に使えるってことですね。
生田:おお、まるでクラウドサービスみたいに柔軟なシステムだね!特定のサーバーに依存せず、リソースを最適に配分する感じ。
遠藤:いい例えですね。こうした戦術は選手の理解力と適応力が試されます。フィールド上でのコミュニケーションも非常に大切です。
櫻井:そういう意味では日本代表はどうなんですか?
遠藤:トレーニング次第で適応できると思います。ただ、PSGのように個々の選手が瞬時に左右のポジションを変えることには、まだ時間が必要かもしれませんが、やってみる価値は十分にあります。
生田:テクノロジーもサッカーも最初は実験ですよね。実験を繰り返し最適な答えを見つけるステップは面白いです。
櫻井:でも、サイドの入れ替えとか頻繁にできるかな。三笘選手は右をあまりやってないって感じですし…。
遠藤:そうですね。日本代表の選手たちはサイドの適応能力をもう少し高めれば、ライバルチームに新しい挑戦を与えるかもしれません。
生田:技術を持った個々の選手がどう活躍するか、その結果を楽しみにしています。細かい調整がパフォーマンスに大きく影響しますね。
櫻井:確かに、進化するサッカーを見るのは楽しいです。サッカーの未来って、どんどん興味深くなりますね。
遠藤:ええ、こうした戦術的な進化がサッカーの魅力でもあります。観る側も応援しがいがありますよ。
生田:国際試合で日本代表が新しい戦術を取り入れたら、きっと世界中のサッカーファンが注目しますね。
櫻井:そのときは、またぜひお話しを聞かせてくださいね。新しい戦術の再現を楽しみにしています。
遠藤:もちろん、お話しできるのを楽しみにしていますよ。これからもサッカーがどう進化していくのか、一緒に追いかけていきましょう。
生田:新しい冒険ですから、楽しみですね。ピッチの上も、ビジネスの現場も、変化を恐れず進んでいきたいです。