あなたは親から「大学だけは卒業しなさい」と言われたことはあるだろうか。典型的な一般家庭の子ども想いの親の言葉であると思う。
しかし、世の中には大学に出なくとも素晴らしい活躍をしている著名人や、とてつもない稼ぎを生み出している経済人、そしてサッカー界でトップにいる選手のほとんどは大学を出ていない。
大学は年齢に関係なく、いつでも自分をその環境に身を置くことが可能な教育機関であるが、自分が大学へ行く目的がはっきりしていなければ、本当に大学へ行かなければならなかったのかどうかが問われる。
大学へ行く目的を明確にする
レアル・マドリード大学院に日本人が入学。巨大クラブの世界戦略
酒井浩之さんは悶々とした日々を変えるために、会社を辞めてレアル・マドリード・ウニベルシダ・エウロペア大学(通称レアルマドリード大学院)へ挑戦した初めての日本人である。
レアルマドリード大学院ではスポーツマネジメントのMBAコースがあり、スポーツマネジメントのプロを養成している。この大学院を出ることで自分が何を学び近い将来どのような仕事に就くのか、ある程度の道筋が見えてくるはずだ。
そして、スポーツマネジメントを学べば学ぶほど、ボンヤリしていた目的が明確になり、自分が今その環境で何を学ばなくてはならないかに繋がる。
クラブ長者番付で11年連続首位をはしる世界トップクラブのカリキュラムで学ぶことは、その後の人生で待ち構えているどんな壁も乗り越えられるだけのスキルとパワーが身につくはずだ。
あなたが大学へ行く目的が何かをもう一度はっきりさせるか、大学に入学してすぐにどのような分野の、どのようなスキルを身につけるかを決めることで、限られた時間を限りなく有効に使えることができるはずだ。
誰にでも挑戦権はある、その世界に挑むかは自分が決める
誰もが自分のやりたいことが何であるか、ボンヤリとした夢や目標があるはずだ。
高校生はその何かがまだ明確でない人も多いのは事実ではあるが、その何かを一度決めたら一生変えられないわけでもなく、その何かに向かって歩んだ過程は必ず次に向かう何かに繋がることが多い。
例えばあなたがプロのサッカー選手を目指しているとするならば、まずは自分の視野を最大限に広げてみることから始めればいい。そして全体が見える場所からどのようなルートを辿ってゴールするのか、鳥になった気分で複雑な迷路を上から見下ろす感覚で、サッカー選手になることを考えてみる。
変に考えを固執してしまって、自らを窮地に追い込む必要はない。やり直しはいくらでもできるからだ。
もちろん一つのことを継続してやり続ける力は大変素晴らしいが、実際は脱落する人の方が圧倒的に多く、最終的にそのような状況を自分がどのように考えるか、その事実をどのように受け止めるかで、全ては変わる。
サッカーは「世界中がたった一つのボールに人生をかけて戦っている」スポーツだ。
今、自分自身に何の自信もなかったとしても、あなたにはサッカー界へ挑戦する権利がある。その道へ進むか進まないかは自分で決めるだけだ。
レアルマドリード大学院にとっての何人目の日本人となれるのか
世界最高峰のレアルマドリード大学院に誰でも入れるわけではない。
冒頭に取り上げた記事で、実際に入学するためにどんなことが必要であったか、入学してどんなことを学んだのか、酒井さんの記事を参考に読んでみると良いだろう。
酒井さんはスポーツマネジメントのカリキュラムを受講しているようだが、スポーツマネジメントの他にもスポーツマーケティングやスポーツ経営マスター、法律やコミュニケーション、運動生理学や保健、アーキテクチャなどがある。
レアルマドリード大学院で2人目の日本人となる方がもう直ぐ現れる。NEWJIではその方がレアルマドリード大学院でどのような挑戦をしているのか、生の声を取り上げていきたいと思う。
あなたがもしレアルマドリード大学院に興味があるのであれば、何人目の日本人となれるだろうか。
近い将来、世界最高峰のレアルマドリードで働く日本人が現れるだろう。