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宇佐美貴史に問う、日本代表の10番を背負いたいか


宇佐美貴史、2009年16歳からプロ生活を始め、すでに8年目24歳のベテラン選手である。

5月6日に25歳の誕生日を迎える彼だが、2度目の挑戦となるドイツ生活にも慣れたが、肝心のサッカー生活ではベンチを温める日も少なくない。

日本では飛び抜けた才能として一目を置かれていたが、海外では「器用な選手」で止まっているようだ。

まさかの2度目の失敗で国内に帰って来る日も、そう遠くはないような気がしてならない。


宇佐美貴史が取り組むべきこと

どう考えても世界の第一線で活躍できるような身体つきではない。ネイマールタイプだとしても、あまりにも線が細すぎる。

宇佐美貴史がなぜここまでパワーアップしないのか、できないのかは定かではないが、大学生の中に入ったとしても、すっかり溶け込んでしまうようなほど、それぐらいプロ8年目の身体とは到底思うことができない。

アスリートフードマイスターの資格を持つ妻、申し分のないトレーニング設備が整ったクラブ、一体どのような環境が整えば宇佐美貴史の身体は進化するのだろうか。

また、宇佐美貴史が海外で活躍するには、どのようなきっかけがあればいいのだろうか。今のままでは日本代表の背番号10番を背負うことはできないかもしれない。

そして、後2年の間でもうワンランクアップできなければ、国内へ戻ることも視野に入れたほうがいいかもしれない。


宇佐美貴史の次、台頭は堂安律

公式戦3試合連続ゴールで、J3からJ1へ舞台を移し、実力を発揮しつつある堂安律である。

今の彼に怖いものはない。本人が今後のサッカー人生でどのようなキャリアを積んで行きたいのかは不明だが、海外でプレーしたいと言う思いは常に最優先であろう。

20歳まではJリーグでプレーすることが望まれる。そう考えると、ガンバ大阪以外のチームでプレーする確率はかなり低い。

前項でも述べたが、そうなると宇佐美貴史の帰って来る場所はどこになるのだろうか。まさか3回目の受け入れをするほどガンバ大阪も甘くはないはずだ。むしろ、Jリーグであれば浦和レッズに移籍するのが一番いいかもしれない。

今の宇佐美貴史の状態では国内で出番があるかも定かではないが、彼を中心選手として扱うクラブへの移籍が望まれる。

話を堂安律に戻すと、来季の彼の背番号が今の38番から何番になるのかで、彼自身の考え方やクラブの育て方がなんとなく分かるような気がする。

普通に考えれば宇佐美貴史が付けていた背番号11番が空いているので、そこに堂安律が入り込んで来る可能性は十分にある。

パトリックや呉屋が移籍をせずに今季後半に著しい活躍を見せたのであれば、その11番は奪い合いになるかもしれない。

サプライズですでにガンバ大阪が宇佐美貴史にコンタクトしていることも考えられるが、宇佐美貴史自身がその背番号11番をつけるような小さな器の持ち主ではない。

堂安律と言う台頭がいる中で、宇佐美貴史は日本代表の背番号10番を背負うためのストーリーを、2年の時間内で自分で描き世界中のサッカーファンへ見せつける必要がありそうだ。

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