0歳からサッカーを学べる知育玩具「ドリシューゴー」

タイトルには「ドリシューゴー」という商品名を入れていました。正直に書きます。これは実在しません。ドリブル・シュート・ゴールをつなげただけの言葉遊びで、記事の最後にオチとして置いていたものです。実在しない自社商品を実在するかのように9年間書いていたのは、単純に良くありませんでした。

実在するのは、KUMIITA(クミータ)。開発は株式会社ICONです。0歳(7ヶ月)から使えるプログラミングの知育ロボットで、”サッカー専用”の玩具ではありません。ただ、0歳から学べるものが実在する以上、サッカーだって0歳から環境を作れるはずだと筆者は思っています。

サッカー向けの知育玩具については、別の記事で少しだけ触れたことがあります。テーマは「0歳からサッカーを学ぶ環境をどう作るか」。結論だけ先に言うと、専用の”サッカー知育玩具”はほとんど存在しません。だから、プログラミング系の知育ロボットと、観る環境と、部屋の作り方を組み合わせることになります。

0歳からサッカーの土台を作るなら、実質的な選択肢はこの4つです。

選択肢 対象年齢 何が育つとされているか いまの状況
KUMIITA(クミータ)/株式会社ICON 0歳(7ヶ月)〜大人 論理的思考力・問題解決能力・プログラミングの基礎(公式の表現) 公式サイト稼働中
くもん出版「スライディングパズル サッカー」 4歳〜(当時の記載) 論理的思考力・判断力・集中力(当時の公式の表現) 公式サイトに掲載なし
家庭でサッカーを観る環境 0歳〜 「サッカーが日常にある」状態をつくる 配信先は時期で変わる
部屋のインテリア 0歳〜 同上 特になし

0歳から使える知育ロボット、KUMIITA(クミータ)

筆者がこの製品を知ったのは2017年。KICK STARTERで4月20日にリリースされたばかりで、開発は日本国内の企業でした。単四電池4本を入れ、スタートパネルからカラフルな絵柄のパネルを並べて、ロボット(クミータ)をゴールパネルに導けたら成功。失敗してもパネルを並べ替えて何度でもやり直せます。プログラミングのロジックの組み立て方はもちろん、コマンドがどのように実行されているか・失敗したかを目で見て体感できるので、プログラミングを身につけるための基礎的な思考を養えるようです。

公式サイトの言葉を、そのまま引きます。

  • 対象は「0歳(7ヶ月)〜大人」。公式サイト「0才(7ヶ月)からプログラミングを体感できる」と書いています。
  • 育つとされるもの。公式は「遊びながら論理的思考力、問題解決能力、そしてコンピューター・プログラミングの基礎を育みます」としています。
  • 特許。公式サイトには「本製品KUMIITAには、日本、米国、欧州で取得した特許発明が用いられています」と記載があります。

このKUMIITAは、9年経ったいまも動いています。公式サイトのニュースには2026年4月・5月の更新があり、B.LEAGUEの試合会場での体験会なども告知されています。知育玩具の世界では、これ自体がそこそこ珍しいことです。

0歳の環境は、親にしか作れない

キャプテン翼の大空翼は、小さい頃(推定2歳〜3歳)サッカーボールで遊んでいると、交通事故に遭いましたが、そのサッカーボールがクッションとなり命拾いした過去があります。0歳の脳は何でもかんでも吸収する時期で、一般的に3歳までにその脳の8割を構成するとまで言われています。医学的な裏付けが明確に示されている説ではありませんが、「0歳の環境は親しか作れない」という点は、根拠の要らない事実です。保育園や幼稚園に預けるとしても、どの園を選ぶかは親の考え方や行動によります。

0歳からサッカーを意識的に感じさせる環境を親が整えてあげることで、もしかしたら大空翼を超えるようなサッカー選手が生まれるかもしれません。具体的に何をすればいいのか、迷う親は多いはずです。「サッカー 知育玩具」と検索しても、これといった製品や情報は出てきません。実際にできることは、大きく3つあります。

サッカー観戦ができる環境をつくる

0歳の子どもをスタジアムに連れていくのは難易度が高く、ゴール裏のサポーター席では赤ちゃんが泣き喚いてしまうかもしれません。そうなると、自宅でサッカーを観れる環境を整える他ありません。DAZNを契約して、Jリーグの放映を流しっぱなしにするのも一つの手です。子どもが話し始める頃には、「パパ、サッカーみてるの?」と言われるようになるでしょう。無料でも、Abema TVの「サッカーチャンネル」でバルセロナやバイエルンといった世界トップクラスのサッカーを見ることができます。

どのサービスがどの試合を配信しているかは、契約の更新ごとに変わります。最新はJリーグ公式の放送・配信情報で確認してください。2026年からJリーグは夏に開幕して初夏に終わる日程へ移行しました。「いつ試合をやっているか」自体が変わっているので、家で流しっぱなしにする作戦を立てるなら、まずカレンダーを見るところからです。

サッカー色のインテリアで部屋を作る

大空翼が小学生時代に過ごした部屋は、ビックリするぐらいサッカー色で溢れかえっていました。そこまでやらなくても、真似できる要素はシンプルです。壁は好きなクラブのフラッグ、ユニフォームの額装、選手のポスター。面積が大きいので、ここを決めると部屋の印象がほぼ決まります。寝具はチームカラーのカバー類。0歳のうちは本人の意思がないので、親が決められる唯一の時期でもあります。床は芝生柄のラグ。転がっても痛くなく、ボールを置くだけで絵になります。ボールは「しまう」のではなく「見えるところに置く」。手が届く高さにあることが、触る回数を決めます。サッカーが視界に入り続ける状態を作る。それだけです。

知育玩具はサッカー専業でなくてもいい

株式会社くもん出版の「スライディングパズル サッカー」も、選択肢の一つです。対象年齢は4歳〜(当時の記載)、0歳の子が遊ぶには難易度が高いものの、2歳ぐらいから遊べそうです。ガイドシートと、ガイドブックで計44題という豊富な問題があり、本格的なスタジアムやボール、ゴールなどリアルなパーツも入っています。問題は少しずつむずかしくなるので、無理なくステップアップできます。公式の説明では、たくさんのピースを動かすなかで法則性に気づいて解こうとすることで論理的思考力が、いろいろな解き方の中から最適な答えを導き出すことで判断力が、少しずつ難しくなるパズルに挑戦することで集中力が、それぞれ養われるとされています。この商品は現在、くもん出版の公式サイトに掲載されていません。生産を終了した可能性があります。9年で商品が入れ替わるというのは、知育玩具を探すときに知っておいていい事実です。現行の商品はくもん出版の知育玩具のページで確認できます。

結局、0歳から何をすればいいのか

「サッカーの知育玩具」を探しても、たぶん見つかりません。9年前に探して見つからず、今回もう一度探しても、状況は大きく変わっていませんでした。だから、やることは3つです。

  • 1. 考える玩具は、サッカーにこだわらない。KUMIITAのように0歳から使える知育ロボットは実在します。サッカーで頭を使う土台は、サッカー以外でも作れます。
  • 2. サッカーが視界と耳に入り続ける状態を作る。試合を流す、壁に貼る、ボールを見える場所に置く。0歳の環境は親しか作れません。
  • 3. 本人が選び始めたら、そこからは本人の話。環境づくりが効くのは、まだ選べない時期だけです。

3番目が実はいちばん大事です。自分がどういう選手なのかを本人が考え始める段階には自分のプレースタイルを見つける記事が、進路まで見据えるならサッカー推薦で大学へ行く前に考えることが、体を動かすこと自体の効果にはサッカーと健康の記事が役に立ちます。

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