ミャンマー、新潟、ニュージーランド。
国際ユースサッカーin新潟に臨んだU-17日本代表が、順に当たった相手の並びです。活動期間は9月14日から21日までの8日間。17日にU-17ミャンマー代表、19日にU-17新潟選抜、21日にU-17ニュージーランド代表。三行のうち真ん中だけ、国の名前ではなく県の名前が入っている。
国際と名の付いた大会の日程表で、三分の一が国内の選抜。これを「相手が足りなかったから埋めた」と読むか、「その土地の子が代表と当たる日を一日置いた」と読むかで、この大会の見え方がまるきり変わる。
同じころ、ガーナサッカー協会が国内のU17の地域間大会の四節目の組み合わせを出していました。三試合を取りこぼしていない首位のアカデミーと、勝ち点1差で追う地域代表が、水曜の午前8時に直接対決。同じ午前8時にもう一つ、午前10時に二つ、午後2時にさらに一つと、カードが時刻で刻まれて並ぶ。大会は、才能を見つけて育てるという協会の計画の一部として置かれている。
午前8時のカードに、地域の名前を冠したチームと、アカデミーの名前のチームが並んでいる。地域選抜とクラブが同じ順位表の中で勝ち点を分け合っていて、しかもそれが才能を見つける段取りの本体になっている。日本の年代別代表の日程表で、地域の名前が出てくるのは三行のうち一行だけ。
一行に何人が乗っているか
U-17新潟選抜という名前でその一行に乗る子は、代表には呼ばれていません。呼ばれていないまま、代表と同じピッチで90分を過ごす。女子U-16でチーム名のところに県の名前がそのまま入っていた話を見たときにも思ったのだけれど、県や地域の名前がチーム名になる場面は、日本の育成年代ではだいたい「選ばれた子を集めて外に出す」ために使われる。ナショナルトレセンがそうで、呼ばれた子が一か所に集まり、終われば所属へ帰っていく。
新潟の19日は、向きが逆。選ぶのも集めるのも土地の側で、相手のほうがそこへ来る。同じ「選抜」でも、名簿を作っている人が違うのではないかと。
そして、この向きの違いは日数に出る。代表の側から見れば8日間のうちの3試合目のうちの1つ。新潟の側から見れば、一年のうちの一日。その一日のために選考があり、集合があり、終わればまた元のチームのリーグ戦に戻る。代表合宿のように何日も預かるわけではないから、所属チームの日程をほとんど削らずに済む。
「国際」の三文字が隠すもの
日程表の読み方として厄介なのは、大会の名前が国際と言っている点。見出しを拾うだけなら、ミャンマーとニュージーランドの二試合が記事になり、真ん中の一試合は「国内チームとの調整試合」のように流れていく。実際には、その一試合だけが、代表に名前の載らなかった子どもが代表と向き合った記録です。
日本の育成年代で、上のレベルと当たる機会は「選ばれて出ていく」形に寄っている。呼ばれた子の名簿が公表され、その名簿に載ったかどうかで話が進む。国内開催の国際大会に地元選抜を一枚組み込む形は、その流れの中では数少ない例外で、しかも大会名からは見えない場所に置かれている。
ガーナのU17が、地域の名前のチームを八つも九つも順位表に並べて勝ち点を積ませているのに対して、日本の同年代の国内開催大会では、地域の名前は三行のうちの一行。多い少ないを競う話ではなく、地域の名前がどこに置かれるかが違う。向こうは順位表の中、こちらは代表の対戦相手欄。
順位表に入れば、負けても次節がある。対戦相手欄に入ると、その日で終わる。終わってしまうから、19日に出た新潟の選手が次にどこで何をしているかは、大会の記録からは追えない。追えるようにするには、県のリーグの日程表を別に開くしかない。
国内で国際ユースと名の付く大会の日程が次に出たら、相手の国名を数える前に県や市の名前が一行入っているかを探し、その年にいくつの土地が代表と当たったのかを並べてみたい。
出典: www.ghanafa.org(2026-10-06)