【対談コラム】サッカー × それぞれの視点
サッカーを軸に異なるフィールドで活躍する3名が集い、それぞれの視点から語り合う対談コラム。
育成年代の指導に最前線で携わる元プロサッカー選手・遠藤。
IT企業を経営しながら、年に一度だけピッチに立つ現役サッカー選手・生田。
サッカーに関心を持ち、サッカーを語ることを楽しむ女優・櫻井。
サッカーという共通のテーマを持ちながら、それぞれの立場や経験が異なる3人。
指導者の目線、経営者の視点、そしてサッカーを楽しむ側の感性。
交わることで生まれる新たな気づきや発見を、ぜひお楽しみください！
生田：それにしても、ベルタッチーニ選手が岡崎慎司に会ったときの質問攻めは興味深いね。やっぱり本田圭佑の影響力は大きいんだな。
遠藤：そうだね。特に若い選手にとって、「憧れの選手」というのはモチベーションにもなる。ベルタッチーニがそこから何を学んだのか、すごく興味あるな。
櫻井：でもピッチ上のことよりも、生活やパーソナリティに興味を持つところが面白いですね。やはり選手のキャリアにおいて、それも重要なんでしょうか？
遠藤：うん、すごく重要だよ。サッカーはチームスポーツだから、周りとの付き合い方やメンタルのコントロールが大事なんだ。
生田：その通りだね。これってビジネスにも当てはまるんだよ。どんなに技術的に優れていても、チームでの関係構築ができなければ成果には繋がらないからさ。
櫻井：それにベルタッチーニ選手は岡崎選手を通じて多くの日本人選手と仲良くなっているみたいだけど、日本の選手たちから何を学んでいるんだろう。
遠藤：たとえば日本人のチームワークやハードワークの文化は、彼にとって新鮮に映るんじゃないかな。ヨーロッパとはまた違ったスタイルだからね。
生田：それに日本人選手は、しっかりとした生活習慣やプロ意識があるから、そういうところも学んでいるんじゃないかと思う。
櫻井：なるほど、そういった違いを理解することが長いキャリアを築く上で鍵になるんですね。
遠藤：そうだね。このような異文化交流って、選手としてだけでなく人としても成長する良い機会だと思うよ。
生田：たしかに。だから僕も異業種の人たちと話す機会を大切にしている。新しい視点が得られるからね。
櫻井：そういった経験が、お互いの理解を深めるきっかけになるんですね。日本への興味を持つベルタッチーニ選手を見て、そう思いました。
遠藤：日本に関心を持つ選手が増えるのは嬉しいことだよ。帰国後にも日本の良さを伝えてくれると、日本サッカーの未来にもいい影響を与えるかもしれない。
