ゴールキーパー専用カメラが話題だ。
ご存知の方も多いと思うが、Jリーグは決してダゾーンだけで放映されているわけではない。
NHKのBS1ch102で2017年4月16日に開催されたJリーグ第7節、FC東京vs浦和レッズの一戦では、「徹底マーク!ゴールキーパー!」と言うタイトルで、なんとゴールキーパー専用カメラを設置して放送をしたのである。
この動画はキーパー専用カメラではないが、詳細は以下のWEBサイトを見てほしい。
ゴールキーパー専用カメラにニーズは…あった
サポーターには色んなタイプの人がいる。サッカーを楽しみたい人、応援する事に命をかけている人、クラブを純粋に愛する人、監督が好きな人、ファンタジスタが好きな人、イケメン選手が好きな人、そして、ゴールキーパーだけを見ていて満足する人だ。
今回のNHKの試みはかなり評価が高いようだ。そして、それはほんの一部の人間かと考えていたが、その考えはどうやら甘かったようで、NHKが再放送をするほどの反響があったようだ。
誰がゴールキーパーだけを見て満足するのか想像もつかなかった。どのようなマーケティング活動の元、ゴールキーパー専用カメラの設置に行き着いたのかは不明であるが、NHKはそれをテレビでやってのけた。この試みはこれまでの固定概念を覆す斬新なエンターテイメントとも言えるかもしれない。
とにかく、ゴールキーパーだけを見ていて満足するサポーターがいることがわかったのであるが、1番の懸念点はそれが毎節毎試合それしか見れないとなるとどうだろうか。
それでも一部のサポーターは満足してくれるのだろうか。
横展開は今すぐ導入、審判視点カメラを設置
主審は常にフィールドの中で、ボールを中心として選手の動きに身を光らせている。そうでなければ、ゲームを正しくジャッジできないからだ。
ある意味、選手よりも常に周りを見ているかもしれないし、状況を把握しているかもしれない。
想像して見てほしい。
主審や副審をしたことがある方なら具体的で鮮明にイメージできるかと思われるが、審判の視点でサッカー放送が観れることを。
これまでにない臨場感、スピード感、躍動感、音質を楽しむことができるのではないだろうか。
ただ、審判は常に動いているので固定されたカメラを設置することは不可能だ。そうなると、審判視点で撮られた映像はブレブレであることが容易に考えられる。
そのような課題をクリアできるのはどの放送局か。放送局と言うよりも、番組制作会社と考えたほうが良いだろうか。
最近ではドローンによる撮影も実施された。そして、今回のゴールキーパー専用カメラや、時折みられる選手専用カメラ。こうなると、審判視点カメラを設置する放送局が現れるのは時間の問題だろう。