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アギーレが日本へ来てしまった件

日本はお盆に突入する前、台風で各地がやられてしまいましたね。とんでもない暴風の中、飛行機に乗って舞い降りたったのが、アギーレ監督。

羽田空港にまで迎えに行こうかなと思いましたが、さすがに「お前誰やねん」と言われるし、まだこちらが提案できることは何もなかったのでやめときました。おそらく日本サッカー協会の人と、Jリーグの上層部が迎えにいってることでしょう。

アギーレは日本サッカーに結果をもたらしてくれるのかどうか。日本の文化に慣れるかどうか。日本は海外と比較すると、これ以上ない平和で安全な国です。そして、独特の文化です。海外の人や外国の人が独特と思っている方は、おそらく日本しか知らないのではないでしょうか。

ワタクシは島国日本が独特なんちゃうかなと思ってます。少なくとも、アルゼンチン・ブラジル・フランス・ドイツ・アメリカ・中国・タイ・インドネシア・韓国・イギリス他、世界各国の友人と交流していた日本人であるワタクシが、この国は独特やなと感じてました。ただ、大阪人はどちらかというと、日本でも特殊で海外寄りの気質やと思ってます。

さて、メキシコ人は日本で暮らして何を感じるのか。サッカー協会はメキシコ人に何を求めているのか。本日夕方に記者会見があるので、そのメキシコ人が放つ言葉が非常に気になります。

4年間の契約で強化部門も担当したいと言うてたメキシコ人が、日本サッカーをどのようにしたいのか。スタートで意気込みを語っても、真実味があるかどうかなんて、ある程度期間を経なければわかりません。

日本人もメキシコ人がどんなんで、メキシコ自体がどんな国かなんて、知っている人のほうが少ないはず。そんな状況で4年後を評価できるのは結果のみ。(4年続けばいいが。)

そんなことよりも、まず、メキシコ人に知ってほしいことがいくつかあります。それは前イタリア人監督が犯したミス。

一、最後の最後で大久保嘉人を招集した。
二、メンバーをほぼ固定して作ったチームが本番で機能しなかった。
三、日本の文化に慣れすぎてしまった。
四、やのに日本語を話せなかった。
五、本番でテンパってしまった。

大久保嘉人選手を招集したことがダメなんではなく、4年間もの期間で大久保嘉人をなぜ最後の最後まで評価できてなかったのかが問題。

ヴィッセル神戸にいたから目立たなかったのか?フロンターレに移籍して得点王になったから目に留まったのか?おかしいやん。1982年世代では間違いなくNo.1選手といってもいいですよ。

メキシコ人も日本人について知らんことは、日本人に聞きましょう。そして、観に行きましょう。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、百聞は一見に如かず。この言葉をまずは学んで欲しいです。

また、メンバーを固定することは、競争環境を排除することと同じ。結果、誰かが欠けると歯車が狂い、全体の士気を下げ、個人の競争意識が低くなる。

要するに、メンバー固定はチームにとってマイナス要素でしかない。これは育成年代でも言えること。信頼している選手を使い続けることと、調子が悪い選手を使わないのは別問題。

なんのためのサブメンバーの存在か、なんのための選手選考で日本を代表する選手を招集するのかを考えてほしい。あなたが選ぶのです。

んで、日本に慣れすぎることは危険です。なぜかというと、平和すぎるからです。平和ボケを起こすからです。できれば2ヶ月に1度はメキシコに帰って、メキシコサッカーと触れてほしい。

別にメキシコやなくてもいい。日本以外の環境や文化に触れて自分のビジョンを見直して日本サッカーに反映してほしい。日本に留まって、一生懸命精を尽くすことが必ずしもいいことではない。

4年間も日本におれば、日本に慣れ過ぎてしまい、結果、日本サッカーに悪影響を及ぼすから。それぐらいのチケット代とお休みをサッカー協会は与えて欲しい。

そして、日本語を話せるようにならないと伝わらない。少なくともキングオブトーキョーのアマラオぐらい話せるようになってほしい。やないと伝わらない。

日本人同士でも伝わらんことなんてなんぼでもある。外人が日本人に何かを伝えるには、少なくとも日本語を話せなくては伝わらない。

勿論ボディランゲージで伝わることはある。上海で大阪弁だけで注文してもチャーハンぐらいはでてくる。けど、ニンジンを入れないで、ネギ多めで塩コショウ控えめの大盛りまでは伝わらへん。

通訳?通訳はその人の解釈、その人の言葉で伝わり、決して直接的なものではなく間接的であることを知ってほしい。日本語を教えるスタッフの人件費ぐらいサッカー協会は出して欲しい。本気でやれば7ヶ月で日常会話は話せます。

ラスト、目的はなんやろか?日本サッカー協会の目的はなんやろか?ワールドカップベスト4なんやろか?んなら結果を出してほしい。

目的は明確やけど、そこにたどり着くための手段や方法がブレブレやったら、辿り着くものも辿りつかへん。紆余曲折は必要。だた、それは本番に挑むまでにやっとかなあかんことであり、本番でやることではない。

ワールドカップが本番ならば、ワールドカップまでにやれることをやり尽くしてから本番に臨んでほしい。

ちなみにイタリア人監督は「やれることはやった」と言うてた。せやけど、本番でやったことないことをやった。実は、前フランス人監督、ブラジル人監督、日本人監督もそう。

みーんなやったことないことを本番でする。したがる?テンパってる?アホなことすな。自分を信じて、本番までにやれることやり尽くして、引き出しを増やして、サプライズ選考なんていらんから、本番で結果を残しなはれ。

そろそろ記者会見ですな。全部日本語で話すぐらいのサプライズを期待してます。

アギーレ就任会見

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