サッカーへの関わり方が異なる3人が、最新の「中高一貫校サッカー育成に学ぶ:長期的視野と変化を恐れない姿勢の重要性」について、それぞれの意見を語り合いました。
立場の違いから生まれる発見や共感、スポーツを通して見えてくる人生の機微。
ピッチで繰り広げられるドラマが、私たちに問いかけるものとは。
情熱と冷静さが交錯する3人の対話から、大きな反響を呼ぶ今のニュースについて、垣根を越えてサッカーの奥深さと魅力に迫ります。
遠藤さん
サッカーの育成現場指導者として最前線に立つ元プロサッカー選手。
生田さん
IT企業を経営する現役サッカー選手。1年に1度だけプレー。
櫻井さん
サッカーに興味を持つ人と話すことが好きなサッカー式の女優。
生田:中高一貫校のサッカー育成って、IT業界でいう長期プロジェクトみたいなものだよね。しっかりしたビジョンを持って。それを達成するまでの過程を、6年間という長い時間をかけてじっくりと見つめることができる。
遠藤:その通りだね。サッカーでは選手の成長は一夜にして成し得るものではない。特に技術や戦術の習得には時間が必要だ。中高一貫校のメリットは、一貫したスタイルでの指導と、それに伴う成長過程をサポートする環境にあるんだ。
櫻井:でも、6年間同じ環境にいることで、プレッシャーとか競争がなくなってしまうんじゃないかって心配もあるけど、それは大丈夫なのかな?
生田:むしろ、中高一貫校の環境って、新しい才能がどんどん入ってくるから、競争は激しいと思うよ。高校から入ってくる外進生に負けないために、内進生も常に努力し続ける必要があるんだ。
遠藤:確かに。中学から6年間同じ環境で指導を受けることの強みは、戦術理解とか、一貫したプレースタイルの成熟かな。ただ、外からの刺激っていうのも重要だね。外進生が入ってくることで、内進生にも競争心が芽生えるから。
櫻井:それって、プロの現場でも同じようなものでしょうか?常に新しいチームメイトが加わってくる環境で戦うことってどう影響を与えるんだろう?
生田:ITで言うと、プロジェクトに新しいメンバーが加わると、全体の動きが変わることがあるよね。ただ、それによってチーム全体がより良くなることも多い。サッカーも同じで、新しい選手が入ることで、チーム全体のダイナミズムが生まれるよ。
遠藤:サッカーの場合、新しい選手のスタイルを取り入れたり、既存のメンバーがその刺激を受けて互いに成長することが期待できる。結果、チームがより強くなっていくんだ。
櫻井:成長し続けるには、やっぱり変化が必要なんですね。でも、仲が良すぎてお互いを追い込むことができなくなったりはしないんですか?
生田:それはどんなチームでもバランスが必要だね。競争は絶対に必要だけど、同時に協力し合うことも必要。ITでも、チーム内の競争心が高すぎると、プロジェクトがうまく進まないことがあるから。
遠藤:サッカーも同じだよ。チームメイトが互いに競い合って成長することと、試合中に全員が一丸となって戦うこと、どちらも重要だ。そのバランスをうまく取るのが指導者の腕の見せ所なんだ。
櫻井:なるほど、仲井監督もその辺うまくやってるんでしょうね。選手たちが本当に信頼している感じが伝わってくる。
生田:そうだね。それに、自分たちが長期間かけて築いてきたものを、どれだけ外進生に伝えるのかっていう内進生の経験も大きいと思う。
遠藤:外進生に自分たちのスタイルを伝えることで、内進生も自分を見つめ直し、より責任感を持って成長することができる。それが結果的にチーム全体の化学変化を生むんだ。
櫻井:本当に面白いシステムですね。サッカーはもちろん、結構人生の教訓にもなるんじゃないかと思えてきました。
生田:まさにそのとおり!サッカーみたいに、変化を恐れず、自分を常に磨く姿勢はどの分野でも重要だよ。
遠藤:そうだね。選手たちを見ていると、本当に多くのことが学べる。そして、それがサッカーの最高の魅力の一つでもあるんだ。
サッカーを観るそれぞれの立場や視点からの意見交換は本当に興味深いものでした。
次回も3人がどんな話をしてくれるか楽しみですね!ぜひご期待ください!