ハーフタイムの過ごし方として、選手それぞれが異なった過ごし方をしています。
たいていの選手は、水分を補給し、ストレッチやマッサージを受けるなど、身体に溜まった老廃物(乳酸など)を除去し、前半で疲労した体力を出来るだけ回復させ、後半戦に臨める準備をしているでしょう。
また、ガンバ大阪の遠藤保仁がハーフタイムにシャワーを浴びてリフレッシュすることはサッカー人の中では有名な話です。
選手は監督やコーチからの指示を受けるとともに、それぞれ後半戦に向けた準備をすることとなります。
本日は、ハーフタイムにオススメするいくつかの過ごし方について考えてみます。
体力の回復を重視する
公式戦では交代枠が3人と定められている大会が多く、前半戦で退く選手は最も多くても3人。ほとんどの選手が後半戦も戦うこととなります。
練習試合など、交代枠の制限がない場合は、11人全てが交代することも珍しくはありません。
ここでは前後半を戦う選手にとって、どのようなハーフタイムの過ごし方があるかを考えてみます。
まず、消耗した体力の回復が必須です。ただ単にベンチに腰掛け休憩をしているだけでは、限られた時間内で体力を元に戻すことはほぼ不可能でしょう。
キャプテン翼のゲームで言うと、前半戦で既に「ガッツが足りない」状況では後半戦は到底戦いきることができません。
ですので、如何にして体力の回復に努めるかがポイントとなります。
酸素を吸いまくる
かなり費用がかかるかもしれませんが、酸素を吸うことで圧倒的な回復効果が見られるでしょう。
重要な試合、大事な一戦で使うなら、やってみる価値はありそうです。
しかし、ご使用に関してはルールブックにどう記載されているかを確認し、各自の責任の元で試してみてはいかがでしょうか。
アミノ酸を飲みまくる
こちらもかなりの回復効果が期待できます。もちろんそれなりの費用も必要となりますが。
アミノ酸は様々な企業が販売していますが、実際に効果が見られたものとして、アミノバイタルがあります。
アミノ酸が多ければ多いほど良さそうな気がしますが、自分に合った摂取量を見つけて試してみてはいかがでしょうか。
蜂蜜レモンをかじりまくる
蜂蜜だけでもレモンだけでも効果は薄まるような気がします。
特に夏場は注意ですが、あらかじめ種を取ったレモンに蜂蜜をぶっかけるておくのを想像するだけで、大量のヨダレが垂れそうになります。
レモンの皮は取らない方が良いと思われます。男気溢れるレモンの丸かじりもいいですが、試合中にトイレに駆け込んだ先輩を見たことがあります。食べ過ぎ注意です。
アメちゃんをなめまくる
いろんな種類がありますが、泡玉はどうでしょうか。口の中で広がるシュワシュワ感が、疲れた身体や脳を軽く刺激して、糖分を摂りながらもリラックスした状態にしてくれるでしょう。
試合前のリラックスした状態の時に同じ味の泡玉を頬張り、ハーフタイムでその味とリラックスした状態を思い出すことができれば、なんだか回復したような錯覚を感じてみてはいかがでしょうか。
前半にできていないことを確認する
試合が始まれば、試合前のミーティングで確認したことが出来なかったり、頭の中から吹っ飛んだりすることがあります。
緊張やストレスを感じている時は、余計にミーティング内容を忘れてしまっているかもしれません。
また、サッカーを本能のままにプレーしている選手は、そもそもミーティング内容を聞いていないかもしれません。
FWの選手にそういったタイプが多いような気がしますが、彼らの頭の中にはゴールしか見えておらず、自分の嗅覚を頼りにゴールに向かっていくのです。
マークの確認
試合前に知り得た情報、すなわち相手の出場選手やフォーメーションが想像していたものと違うことは多々あります。
基本的には自分たちのスタイルを貫き、相手より先に主導権を握ると優位な展開でサッカーができるかもしれません。
しかし、相手のフォーメーションが事前情報と違えば、自分たちが少なからず混乱し後手に回ってしまうこともあります。
特にマークが浮いてしまうことや、セットプレーでフリーにしてしまうことは、得点を与えることに直結します。
基本的には試合中で選手同士が解決することが望ましいですが、ハーフタイムでより細かくマークの確認をすることが求められます。
逆を言えば選手の配置やフォーメーションの変更をすることで、相手を混乱させることができるとも言えます。
セットプレーの確認
特に攻撃セットプレー時の守備を確認することが重要です。
なぜならセットプレー後のカウンターを食らうことは、どんな国でもどんなクラブでも多く見受けられるからです。
フリーキックでも、コーナーキックでも、守備の要となる選手(背が高い)が攻撃に参加します。
守備陣は数的同数、数的有利の状況で相手の攻撃に備えてはいますが、守備の要が存在しない守備はとても脆く、守りきれないことが多くなります。
逆に守備側からすると、セットプレーこそ最大のピンチをチャンスに変えることができる、得点機会が生まれやすい場面となります。
プレッシングの位置を確認
大学生、アマチュアクラブとプロクラブとの違いには、プレッシングをかける位置、ファーストディフェンスを仕掛ける位置が違うことがあります。
特に、練習試合でJリーグクラブと試合をする場合など、そのディフェンスを仕掛けてくる位置が非常に低いことに驚くかもしれません。
高い位置でボールを取ることは攻撃側にとってチャンスにつながることになるので、プレッシングの位置を高くするクラブは多いと思います。
しかし、それを実現するには、相手が格下か、もしくはディフェンスラインとトップの位置をある程度コンパクトにする必要があります。
相手が格上であれば、高い位置でプレッシングをかけると簡単に交わされてしまい、逆にディフェンスの裏のスペースを与えてしまうことで、チャンスを演出しているようなものです。
Jリーグクラブの多くは型を固めて相手のサイドバックやボランチ、中盤に差し掛かったところで一気にプレッシングを掛けてきますが、そのようにプレッシングが低い相手に対して、ボールを持たされているにも関わらず、ゴールまでパスサッカーで打開しようとするクラブがあります。
そして、そのほとんどは相手の整ったディフェンスにハマり、前を向くことさえもままならないことが続きます。
逆に考えれば、前から前から行き過ぎていた場合、そのプレッシングの位置を改めて確認するのもいいかもしれません。
もちろん、それはいきなり試合でできることではありませんが。
相手の弱点を確認
相手にはストロングポイントとウィークポイントがあるのは間違いありません。
もし、弱点を見つけ出すことができなければ、おそらくその試合に勝てる確率は激減するでしょう。
アマチュアクラブでは、例えどんなにいいクラブであっても選手の獲得方法もそこまで充実しておらず、完璧な選手が揃ったクラブはありません。
必ずと言っていいほどスタメンやベンチに入る選手、ポジションには弱点があるはずです。
その弱点を前半のうちに見つけてしまえば、後半はそこを起点に攻めるだけで、チャンスの回数が増えるのではないでしょうか。
試合に勝つためにも、相手の弱点はどこで、どういうことかを、前半のうちに見つけるようにしましょう。
サッカーの目的を思い出す
相手と確実に実力の差を感じているのにも関わらず、一向にゴールを奪うことができなかった経験はありませんか?
そこで何がいけなかったのかを再度確かめてみることが必要です。
サッカーの目的はゴールを奪うこと。これに尽きます。そのためにはシュートを打たなくてはいけません。前半のシュート数を見てください。
10本以上であれば、シュートの精度が悪いのでしょう。試合中でもシュート練習感覚でゴールを目指しましょう。
5本以上10本未満であれば、まだシュート数が足りません。アタッキングゾーンでプレーすることを意識し、シュート数を増やしてゴールを目指しましょう。
5本以下なら問題外です。まずはサッカーはゴールが目的であることを再認識し、YouTubeで「サッカー ゴール集」と検索しましょう。意識を高めてゴールを目指しましょう。
http://youtu.be/3Q6-GQ4ZXhw