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サッカーを追求し続ける男、本田圭佑。
ハートがどこまでも強い男、本田圭佑。
いつもFKを蹴り続ける男、本田圭佑。
昨日、AFCアジアカップ オーストラリア2015の初戦を迎えた日本代表は、パレスチナと対戦し4-0と快勝しました。
乾貴士を除けば、スタメンにはいつもと変わらぬメンツが並んでいました。
そして、キックオフ前にチョコフレークを食べながら、1人テレビの前で思うのです。
「本田圭佑は今日も懲りずにフリーキックを蹴るのか」と。
写真:http://www.soccer-king.jp/
本田圭佑のモチベーション
まず確認したいことがある。彼は所属のACミランの練習で、グラウンドに登場するのが1番早く、練習後も1番遅くまでサッカーを追求し続けている。
この習慣はどうやらJリーグ時代から続いているようで、誰よりも練習しなければならないことを理解しており、決して驕ることなくひたむきに大好きなサッカーと向き合っているのである。
そんな彼のサッカーに対するモチベーションを超えるような存在は、今の日本代表ではいない。
とにかくサッカーに熱く、どうしてもフリーキックを蹴りたくて、どうしてもペナルティキックが蹴りたくて、例えそれがチームのためにならなかったとしても、サポーターの声援が無かったとしても、新聞記者にどんなに叩かれようが、必ず蹴ると決心した本田圭佑は凄いのです。
まるで無邪気にお菓子を強請り、ダダをこねる小学校低学年のような少年と、ほぼ同じモチベーションを持ち合わせている。
本田圭佑の自信
アジアカップの初戦では、ペナルティキックを獲得した直後から、ボールは友達と言わんばかりに手放すことはありませんでした。
基本的にサッカーでは、試合前からペナルティキックとフリーキックのキッカーはチームで決まっているのが定説です。しかし、そんな定説も本田圭佑には関係ありません。小島よしおも驚きです。
なぜか彼の頭の中は、いつもイメージしている通りにボールがゴールに入ってしまう。練習でどんだけ枠を外そうが、どんだけベンケイに当てようが、彼の中ではボールがゴールネットを突き刺しているイメージが既についているようだ。
この症状はもはや、パチンコや競馬、ギャンブルにハマった人のように、いつか入る、いつか必ず勝てるという、「快楽」を常に求めたギャンブラーと同じ状況に陥っている。そして、そんな彼を誰も止めることができない。
むしろ本田圭佑のフリーキックとペナルティキックに対する自信を止めることは、この先数年、少なくとも(アギーレ就任中)ロシアW杯までは、不可能と言うしかない。
彼の自信は自己陶酔と言う「中毒」状態に達しているのかもしれない。
本田圭佑からボールを奪えないイレブン
本田圭佑がこれまでに、中村俊輔やカカからフリーキックのボールを奪おうとしたように、なぜ本田圭佑のボールを奪いに行く選手が現れないのか。
本田圭佑のフリーキックを見ていると、日本代表のイレブンの中でも下位を争う実力であることが見て取れる。
他のメンバーのフリーキックを見たことがなくても、試合中のキックの精度を見ていても大体彼より優れたキッカーがいることが分かるかもしれない。
なぜ、日本代表イレブンは、彼方空に消えていくフリーキックを見過ごして(見て見ぬフリをして)、チームのチャンスを潰してしまうことを黙認しているのか。
とても残念なことだが、本田圭佑にフリーキックを蹴らせている以上、日本代表は前に進むことはできないだろう。W杯でもベスト16以上進むことは奇跡と呼ぶしかない。
アギーレ監督も、早々に彼のフリーキックの実力を見定めているはずだか、エースの自信(プライド)を傷つけることの方が、チームにマイナスとでも思っているのだろうか。
本田圭佑には40mを越えるフリーキックのみ蹴らせるような選手が現れて欲しい。少なくとも今の代表では、まだまだ遠藤保仁にフリーキックもペナルティキックも蹴らせた方が、日本のためになることを改めて考えて欲しいと思う。