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Jリーグ、海外を視野に入れた体制作りを強化


Jリーグクラブが海外を意識した取り組みが、近年増えているように思います。若い世代から世界を経験させるためにユースを海外遠征へ送り込むことや、クラブ自らが海外に拠点を作り、その未知なる市場を開拓するような動きもあります。

まずは70%の英語サイトを構築するべし

おそらくどのクラブも自クラブをアピールするための、英語のサイトを持ち合わせているでしょう。しかし以下のような課題が出てきます。

・コンテンツ数が本家に比べ少ない
・CVのチケット購入ページは日本語
・外国人は英語を理解すると勘違い
・ウェブマーケティングを意識しない
・あくまでも待ちの姿勢を崩さない
・一方通行のコミュニティのみ

ざくっと課題を抽出しただけでも、以上のようなことが挙げられます。

全部解決する必要はないのかもしれません。本当にサイトを見てくれる海外のファンに見てもらえればいいと思います。

例えば、CVのチケット購入ページは日本語であると言うところだけでも改善するのでもいいかもしれません。今、英語でチケットを購入できるのはガンバ大阪もしくはFC東京の2クラブしかないようです。

海外クラブとの交流を持つべし

例えば、横浜F・マリノスは既にイングランドプレミアリーグのマンチェスターシティの資本が入っており、クラブ間の交流も相互のスポンサード以外でも行われているようです。

このような海外クラブとの交流を、更に増やすべきであり、積極的に選手トレードや集客ノウハウを交換し合うことが必要かもしれません。

これまで築いてきたJリーグ独自の発展に加え、古い歴史の中で蓄積されたクラブ運営ノウハウ(選手、フロント、ファン)を活用しない手はありません。

未だマリノスにマンチェスターシティの選手の入団はありませんが、その逆もあり得ることを選手はもっと意識するべきかもしれません。

横浜F・マリノスとマンチェスターシティの関係

今後は外資参入解禁の噂があるJリーグですが、今でも実は外資企業日本法人が運営するのであればJリーグクラブを乗取ることは可能です。

しかし、誰もそれをしないと言うことは、今のJリーグクラブにはほとんど価値がなく、赤字を垂れ流すクラブ(株式会社)には投資するに値しないと判断されているのかもしれません。

選手売買にもっと力を入れるべし

今の日本人で海外へ高く売れる選手は、なかなかいないかもしれません。売れたとしてもせいぜい二桁億円に届くか届かないか、純粋にサッカーの実力だけで判断されると、アフリカの選手に負けてしまうのが現状かもしれません。

とにかく純粋に選手だけの実力で高く売ることが出来ないのであれば、くっ付けることができる付加価値を一緒に売る必要があります。過去に海外移籍をして単年で帰ってくる選手を見ていれば、真っ向勝負では通じないことが多いことがわかります。

極端に言えば外国人の保有権を売買するのもいいかもしれません。一昔前、名古屋グランパスでプレーしたダヴィを中東に売りさばいただけで、クラブの年間粗利を稼いでしまうことも見受けられるのが現状です。

勿論、選手売買をするためには強力で確実なスカウトマンの「サッカーを見る目」の確保が必要です。スカウトマン自体が自クラブで獲得した選手をプレーさせ、活躍をイメージし、高い値段で売りさばく。選手のトレーサビリティーを管理することが、今後のスカウトマンに必要な能力かもしれません。

毎年スカウトマンをコロコロ変えているようなクラブは、そもそも選定する人を間違っている、もしくは選定する人が適任ではない、または悪徳な代理人にしてやられていることが考えられます。

内製している人材は人財であることを意識し、フロント陣でも一番の高給取りとして、その座を見直す必要があるかもしれません。

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