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ブランドメッセージの重要性

マーケティング戦略の基礎で、SWOT分析ってものがあります。

「SWOT分析」
Strengths=強み、Weaknesses=弱み、Opportunities=機会、Threats=脅威

上記4つに分けられるんですが、夫々の頭文字を取って、SWOT分析と呼びます。

SWOT分析は企業や事業の戦略策定、マーケティング戦略を導き出すための一般的なフレームワークで、期初の事業計画、マーケティング分析や計画などで使われるんですが、より細分化したもので「戦略BASICS」というフレームワークがあります。SWOT分析はちと大雑把で、「戦略BASICS」の方が分かり易く、実践しやすいのかなと。(あくまで主観!)

「戦略BASICS」
Battlefield=競争の場・戦場、Asset=マーケティング資産、Strength=強み・差別化ポイント、I=語呂合わせ、Customer=顧客ターゲット、Selling Message=売り文句

「戦略BASICS」は、上記5つの要素から成り立ち、戦略の要諦の「行動の最適化」を図っていくフレームワークで、戦略ツールを包括的・体系的にまとめたものです。

全てを説明しきれないので、ここではSelling Message=売り文句に焦点を当てます。

スポーツブランドを代表する2大ブランドのNIKEとaddidas。前者が1位、後者が2位の売上規模になってます。

どちらもマーケティング戦略が非常に巧み。

「戦略BASICS」をフレームワークにすると、流通に行き着くまでの最後の大仕事がSelling Message=売り文句になります。

NIKEで有名なのは「Just Do It」
ただやるだけさ!という意味。

addidasで有名なのは「addidas is all in」
すべてをかけろ!という意味。

皆さんはどっちにインパクトを感じますか?

MasayanはNIKEですかね〜。何よりシンプルで分かり易い!ブランドをすぐ連想できます。認知から始まる購入のマインドフローが抜群に上手いな。と。

勿論、addidasも素晴らしいと思います。どちらも当然、日本だけがマーケットではないのでアレですが「addidas is all in」というSelling Message(ブランドメッセージ)が、少しインパクトに欠けるという点と、記憶に残りずらいというのが、マイナスかな。と。

因みにNIKEの「Just Do It」は1989年からのJDIキャンペーンで、加速度的に広がりました。このブランドメッセージには、下記4つの意味があるようです。

①人々が主体的に人生を選んで、行動してゆくことの薦め。
②地球上の多くの、最高レベルのアスリートに、最も良く理解されている確信。
③広告コピーである以上に、個人的な夢の実現への提案。
④有名選手と同じように、普通の人々にとって、人生に特別の意義を発見する機会の提供。

JDIキャンペーンの大成功により、NIKEというブランドと消費者との間に、スポーツ選手・実践者の感動を共有させる「感情的な絆=Emotional tie」を確立しようという考え方が、NIKE社の戦略計画のミッション・目標・戦略の中核として位置付けられたようです。

この結果、NIKEは世界中の各市場で名実ともにナンバーワンのスポーツ&フィットネスカンパニーに成ったようです。

さて、NEWJIのブランドメッセージを考えよ☆

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