【対談コラム】サッカー × それぞれの視点
サッカーを軸に異なるフィールドで活躍する3名が集い、それぞれの視点から語り合う対談コラム。
育成年代の指導に最前線で携わる元プロサッカー選手・遠藤。
IT企業を経営しながら、年に一度だけピッチに立つ現役サッカー選手・生田。
サッカーに関心を持ち、サッカーを語ることを楽しむ女優・櫻井。
サッカーという共通のテーマを持ちながら、それぞれの立場や経験が異なる3人。
指導者の目線、経営者の視点、そしてサッカーを楽しむ側の感性。
交わることで生まれる新たな気づきや発見を、ぜひお楽しみください!
生田:最近の湘南ベルマーレはすごいね。若手高卒選手の活躍が目立つけど、どうしてこんなに結果を出せているんだろう?
遠藤:そうだね。湘南のスタイルが活きているんじゃないかな。判断スピードや走る意欲を持つ選手を揃えて、攻撃的でアグレッシブなサッカーを展開している。2012年からの監督の切り替わりと、チーム方針がしっかりしている証拠だよ。
櫻井:若手が多いと聞くけど、どうやって高卒選手を育ててきたの?
遠藤:湘南は選手のメンタルも重視しているんだ。プレーだけじゃなく、傾聴力や協調性が重要視されているらしいし、しっかりと育成してきた結果が今のスタメンに繋がっているんだと思うよ。
生田:GMの坂本さんが「たまたまみんなひょろひょろだった」と言うけれど、育成の環境が整っているんだろうね。サッカーに没頭できる環境作りが成功の鍵だと思うな。
櫻井:若手が活き活きとプレーできるのも、監督やスタッフがしっかり選手を見てくれるからなんだね。それってすごく安心して挑戦できる環境だよね。
遠藤:選手たちも、簡単に試合に出られないことは覚悟していて、目の前の課題にひたむきに取り組んできた結果、活かされてるんだよ。鈴木章斗なんかは自主トレーニングを欠かさず進化してきた。
生田:平岡や鈴木淳之介もトレーニングを重ねて、クラブの信頼を勝ち取った結果だね。湘南でのトレーニングがしっかりとしたフィードバックと共に行われていることがわかるね。
櫻井:一人暮らししている若手たちも、関東に友達がいないからこそ、サッカーに集中できているって点も興味深いよね。サッカーを取り巻く環境も重要だということがわかる。
遠藤:地元の湘南だからこそ、圧力が少なく、落ち着いた環境が整っているんだと思う。都心とは違うペースの中で、成長できるのは素晴らしいことだ。
生田:湘南のアプローチは、IT業界にも通じる部分があるね。人材育成と技術向上には、計画的な育成プログラムとフィードバックが欠かせないんだ。
櫻井:今シーズンの好調さは、このような長期間の育成の成果といえるのかな。これからまた湘南がどんな風に進化していくのか楽しみ!
遠藤:高卒選手の躍動がそのきっかけになり、湘南スタイルのさらなる進化が見れるかもしれないね。これからの試合も注目だよ。