マーケティングの世界では「ドリルを売るには穴を売れ」という言葉があるように、企業は自社製品を売りたければ、製品自体を売り込むのではなく、顧客の真のニーズを把握して、ソリューションを提供すればいいと言われています。
皆さんこんにちこんばんは。「進化系サッカーメディアNEWJI」の立案者ryujinです。日本サッカー界の底上げのため、WEBとマーケティングを駆使し、あらゆる角度からサッカーネタを配信しています。
各社Jリーグクラブは、「チケット、スポンサー(広告)、グッズ」の三大商品を売るためには、何をソリューションすればいいのかと言うことですが、顧客の真のニーズは何かを考察してみます。
今日はチケットについて。
前段として2002年以降サッカー観客動員数は下記グラフのように横ばいを記録しており、もはや「頭打ち」とも言われていたりします。
シーズンチケットの購入者数データは、各クラブ非公開なので不明ですが、Jリーグが実施しているJリーグスタジアム観戦者調査(2013年報告はこちら)のデータでも読み取れるように、Jリーグを観戦している人は既に固定化されています。
となると、観客動員数を増やすためには、新規顧客層(これまでサッカー観戦をしたことがない人)もしくは、Jリーグ開催日に自身がサッカーをプレーしているサッカー経験者層をターゲットにする必要があります。
後者はサッカーを観るよりサッカーをすることに悦びを感じていると思うので、ちょっと置いときましょう。
では、新規顧客層はと言うと。
サッカーに興味のない人が大半。もしくは、サッカーをよく知らない人が大半。サッカー観戦はこの大衆にとっては、実はハードルが高いかも知れません。
そんな人達(以下、サッカー素人)にいきなり「サッカーを観にきてください」とチケットを販売するのはナンセンス。
サッカー素人が求めるニーズを考えてみましょう。
①非日常を体験したい
②感動したい
③刺激が欲しい
④お酒を飲みたい
⑤イケメンを見たい
ワタクシ、サッカー素人の気持ちが全く分かりません。どれも違うような気がします。サッカー素人にアンケートを実施する必要がありますね。
ただ、一つ言えることは、サッカー素人がサッカーを観戦する時、サッカーのルールや観るポイントを知ることは、どんなニーズを求めてスタジアムに来たとしても、自身がサッカー素人である以上は避けて通れない道。
それらを知らなければ、折角観に来たとしても雰囲気だけを楽しむだけになる。勿論、それも悪くはありませんが、非常に勿体無い。
意外とサッカー知らんから!と言う理由で観に行っていない人の層(観たら興味の出そうな人=潜在顧客)が、多いかもしれないので、そんな人らをNEWJIは見つけ出したい。
チケット(サッカー)をいきなり売るのではなく、サッカー素人のニーズをスタジアムへ導く導線(キッカケ)を、もっと考えていきたいと思います。