プレミアリーグの試合は、市の運動公園の二面目で行われている

もしあの公園にもう一面なかったら、10月4日のあの試合はどこで組まれていたのか。

高円宮杯プレミアリーグEAST第16節、帝京長岡高が首位の流通経済大柏高に1-3で敗れた日の記録に、会場として長岡市ニュータウン運動公園サッカー場Bと書かれています。最後の一文字がB。

Bと付いているということは、同じ公園の中に少なくとももう一面ある。高校年代でいちばん上のリーグの、しかも首位との一戦が、市の運動公園の二つ目の面に置かれている。学校のグラウンドの名前ではない。

冬に映る場所と、年間を積む場所

高校サッカーで会場名が人の記憶に残るのは、だいたい冬のほうです。選手権の決勝が行われる大きなスタジアムの名前は、サッカーを見ない人でも口にする。一方で、同じ3年生が春から秋まで積んでいる公式戦の会場名は、結果の横に小さく一行あるだけで、その一行の末尾にはAでもBでも付く。

帝京長岡の主将、和食陽向選手は今季7ゴール8アシストを挙げていて、FCフレスカ神戸の出身。兵庫の街クラブから新潟の高校に来た3年生が、その数字を積んでいるのは長岡の運動公園の二面目のほうということになる。U-17日本高校選抜に名前が載る選手の一年ぶんの記録が、そこで作られている。

彼が挙げている目標は二つ。プレミアリーグ残留と、選手権日本一。この二つは並んでいるように見えて、性格がまるで違う。片方は16節を越えてまだ続く順位表の話で、もう片方は一回負けたら終わる冬のトーナメント。そして会場の出どころも違う。

場所を出しているのは誰か

リーグのホームゲームは、そのチームが場所を用意する側に回る。自校に天然芝のピッチがある高校ばかりではないので、市の運動公園の面を押さえることになる。日曜の運動公園には少年団もシニアも入るから、二面目に回るのは珍しいことではないのではないかと。

選手権予選のほうは逆で、学校は会場を割り振られる側になります。どの会場で何日に何試合を入れるかは県の高体連サッカー専門部が組み、要項として県協会のページに載る。以前県の高校サッカーの一年が四本の要項として一冊に綴じられていることを見たときにも、春季・総体・新人戦・選手権と並ぶ大会ごとに要項が別々に立っていた。

秋から冬にかけて、高校3年生の週末には、自分たちで場所を取りに行く試合と、割り振られた場所に行く試合が交互に来る。残留のかかった節と、予選の初戦が同じ月に入る。選手にとってはどちらも90分だけれど、大人の段取りとしては別系統の作業が二本走っている。

二面目は不足ではない

ここで言いたいのは、二面目だから軽い、という話ではありません。むしろ逆で、降格のある全国リーグの試合が、専用スタジアムではなく市の公園の二つ目の面で成立しているという事実のほうが、日本の高校サッカーの土台をよく表している。自治体の運動公園がなければ、プレミアリーグの日程はそもそも埋まらない。

そして、二面目で積まれた出場時間が、そのままJクラブの評価材料になる。高校生の内定が年間のリーグ出場で語られるようになったということは、スカウトが見に行く場所も、立派な競技場ではなく公園のBの面ということになります。駐車場の脇から、あの一行の会場に人が集まっている。

県ごとに芝の面がいくつあるかは、県の育成の条件をそのまま決めている。グラウンドが一面しかない土地では、リーグ戦の節を同じ日に二つ入れられない。日程が組めないということは、その県の高校生が年間に積める公式戦の本数が先に決まってしまうということ。指導の中身の前に、面の数が効いている。

秋の高校サッカーの結果を、スコアの前に会場名の最後の一文字から読むことにした。

出典: www.fpf.pt(2026-10-10)

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