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高校生サッカー選手の本当の気持ち


高校生活を楽しんでいますか?あなたが次のステージ(カテゴリー)に行くまでの期間は、どのように過ごすのか決まりましたか?


18歳から23歳頃はゴールデンタイムと言っていいでしょう。日本人サッカー選手が一番伸びる期間といっても過言ではありません。世界と比較すると少し遅い気がしますが、サッカー人生で一番伸びるであろう期間をどこで過ごすか決めるのは重大なことです。


今日もカラオケにいきましたか?今日もビリヤードにいきましたか?


おそらく、今頃世界のどこかで100本目のフリーキックを蹴る練習をしている選手がいるでしょう。また、世界のどこかで満員のスタジアムでゴールを決めて胸に手を当ててスタンドの親に感謝をしている選手もいるでしょう。


18歳は既に大人です。見た目は子どもかもしれませんが考えは大人です。もちろん考えが浅いことは致し方ありませんが、中田英寿は既に18歳で世界で活躍する姿を描いていました。


本日は、18歳であらためて見直した方がいいかもしれないことについて考えたいとおもいます。


高校生Jリーガー

あなたが高校生で高校生活を楽しんでいる時、彼らも高校生でプロサッカー選手を楽しんでいました。同じ高校生でも、既にJリーグでスタメン争いをする選手であり、実際に大勢のサポーターの前で試合をしているのです。


ちなみに、現在日本代表で背番号10を背負っている香川真司も、16歳でセレッソ大阪とプロ契約を交わしています。あなたと同じ高校生で既にJリーグで活躍していた選手をみてみましょう。


名前:森本貴幸
所属:東京ヴェルディ1969
出場:15歳10ヶ月10日


名前:菊池大介
所属:湘南ベルマーレ
出場:16歳2ヶ月25日


名前:柿谷曜一朗
所属:セレッソ大阪
出場:16歳10ヵ月23日


名前:宇佐美貴史
所属:ガンバ大阪
出場:17歳14日


ここでとりあげた選手だけでなく、他にも二種登録選手(ユース所属)や特別指定選手など、高校を卒業する前の段階で、プロデビューする選手は多数存在しているのが現状です。


2種登録



飯尾一慶 (ヴェルディ川崎)
玉乃淳 (東京ヴェルディ1969)
一柳夢吾 (東京ヴェルディ1969)
森本貴幸 (東京ヴェルディ1969)
高橋祥平 (東京ヴェルディ)
高木俊幸 (東京ヴェルディ)
杉本竜士 (東京ヴェルディ)
高木善朗 (東京ヴェルディ)
南秀仁 (東京ヴェルディ)
小林祐希 (東京ヴェルディ)
藤田征也 (コンサドーレ札幌)
古田寛幸 (コンサドーレ札幌)
三上陽輔 (コンサドーレ札幌)
荒野拓馬 (コンサドーレ札幌)
小山内貴哉 (コンサドーレ札幌)
奈良竜樹 (コンサドーレ札幌)
榊翔太 (コンサドーレ札幌)
前貴之 (コンサドーレ札幌)
大山俊輔 (浦和レッドダイヤモンズ)
セルヒオ・エスクデロ (浦和レッドダイヤモンズ)
山田直輝 (浦和レッドダイヤモンズ)
高橋峻希 (浦和レッドダイヤモンズ)
原口元気 (浦和レッドダイヤモンズ)
岡本拓也 (浦和レッドダイヤモンズ)
矢島慎也 (浦和レッドダイヤモンズ)
野崎雅也 (浦和レッドダイヤモンズ)
森崎和幸 (サンフレッチェ広島)
高萩洋次郎 (サンフレッチェ広島)
森脇良太 (サンフレッチェ広島)
高柳一誠 (サンフレッチェ広島)
前田俊介 (サンフレッチェ広島)
柏木陽介 (サンフレッチェ広島)
大崎淳矢 (サンフレッチェ広島)
小松原学 (ベルマーレ平塚)
茂庭照幸 (ベルマーレ平塚)
杉本圭 (湘南ベルマーレ)
中里宏司 (湘南ベルマーレ)
菊池大介 (湘南ベルマーレ)
福元洋平 (大分トリニータ)
小手川宏基 (大分トリニータ)
為田大貴 (大分トリニータ)
松原健 (大分トリニータ)
市川大祐 (清水エスパルス)
和田雄三 (清水エスパルス)
平松康平 (清水エスパルス)
山本真希 (清水エスパルス)
山口智 (ジェフユナイテッド市原)
酒井友之 (ジェフユナイテッド市原)
阿部勇樹 (ジェフユナイテッド市原)
稲本潤一 (ガンバ大阪)
新井場徹 (ガンバ大阪)
家長昭博 (ガンバ大阪)
大橋正博 (横浜F・マリノス)
金子勇樹 (横浜F・マリノス)
小野裕二 (横浜F・マリノス)
角田誠 (京都パープルサンガ)
宮吉拓実 (京都サンガF.C.)
久保裕也 (京都サンガF.C.)
菅沼実 (柏レイソル)
茨田陽生 (柏レイソル)
呉章銀 (FC東京)
梶山陽平 (FC東京)
野沢拓也 (鹿島アントラーズ)
山本康裕 (ジュビロ磐田)
小川慶治朗 (ヴィッセル神戸)
小野瀬康介 (横浜FC)
守田創 (サガン鳥栖)


特別指定選手



矢野隼人 (帝京高校) ヴェルディ川崎
阿部祐大朗 (桐蔭学園高校) 横浜F・マリノス
反町一輝 (前橋育英高校) ザスパ草津
田中亜土夢 (前橋育英高校) アルビレックス新潟
三原雅俊 (ルーテル学院高校) サガン鳥栖
川又堅碁 (愛媛県立小松高等学校) 愛媛FC


高校を卒業する時点で注目を浴びている選手は、各チームスカウトからオファーが届き、夏の時点では仮契約、卒業前には正式にクラブとの契約を交わすことになるでしょう。


Jリーグ以外にも、ひろがる選択肢

最近では、Jリーグではなく代理人をつけて海外クラブと直接交渉、契約をする選手も増えてきました。日本サッカーが海外の評価を受け、標準化されはじめているかもしれません。


海外を選ぶことが決して悪いわけでもなく、良いわけではありませんが、長い目でみて実績を残し続けたいのであれば、海外は高校在学中のサッカー留学程度で留めておいて、Jリーグを経由してから本当にいきたい海外クラブを目指す方がいいかと思います。


ただ、それもトレーニングコンペンセーションの関係上、できれば23歳までには「海外」行きを決断した方がいいかもしれません。


しかし、最近ではこんな選手も増えています。高校を卒業してすぐにJリーグに入団するよりも、あえて大学へ進学して、4年間の大学生活を経由してからJリーグを目指す選手が増えています。これは大学の設備やグラウンドといったサッカー環境が整っていることや、元Jリーガーの指導者がいること、中には、引退後のことを考えて人生計画を立てる選手が多くなってきているからでしょう。


大学側も必死で選手を獲得しようと、Jクラブ同等以上にスカウティングをしていることが現状で、よりよい選手を獲得するために日々どこかで選手をみているのです。


ただ、自分には学歴の低い大学からしかオファーがない…学歴もサッカーレベルも高いあの大学へ行きたい…けど、偏差値が足りない…


色んな悩みがありますよね。大学側にも一定の受け入れる条件があり、中には学費全額免除といった制度もあります。自分がプロ選手の道を目指す以前に、人生を計画的に進めるためにも、もし大学へ進学することを希望するのであれば、大学選びは決して安易に考えてはならない決断となるでしょう。


決してオファーがあるところを優先的に行く決断をするのではなく、自らが納得して選んだクラブでプレーすることが望ましいと思います。


初志貫徹の気持ちを心に

あなたが高校生で青春真っ只中であろうがなかろうが、サッカー界は常に動いています。そして、あなたがプロになれるかなれないかの瀬戸際であっても、世界のサッカーは常に進化しています。


今この瞬間も世界のどこかで、オーウェン、メッシ、ネイマールに続く若手有望株が育ってきています。もしかしたら南野拓実もエントリーされた「IBWM100 FOR 20××」に、今後世界を驚かす選手がいるかもしれません。


高校生でJに上がろうが、大学を選ぼうが、海外へ行こうが、どんな選択肢をももってもいいと思います。しかし、忘れてはならないことがあります。それはあなたが小さいころから描いていた夢です。


今あなたは何のためにサッカーをしているのか。そして、今の状態はその夢に近づいているのか。そもそもサッカーを楽しんでプレーしているのか。非常に重要なことだと思います。あまり気負いせずに、自分が昔描いたサッカー選手になるために、今自分がいる環境を見直してみてはいかがでしょうか。


あなたのサッカー人生は、まだ半分も折り返していない可能性があることに気付いてください。もう一度、夢を描き直してみませんか?

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