メニュー 閉じる

クラシコ観戦ツアーは18歳までにするべし


サッカーファンの皆さんは先日行われたクラシコをリアルタイムで観戦した人が多いのではないでしょうか。そもそもクラシコとはスペイン語で「伝統の一戦」を意味し、サッカー界ではスペインのリーガ・エスパニョーラのFCバルセロナとレアル・マドリードの試合のことを言います。


私はリアルタイムで観戦する予定でしたが日付を間違えてしまって、リアルタイムで観戦することができませんでした。


しかし、上海のホテルで運良くクラシコの再放送が「CCTV5体育」で放送していたので、なんとか録画で観ることができました。


NEWJIでサッカービジネスを展開しようと思っていますが、クラシコを観戦して自分の原動力を思い出したこと、そして無力さを感じたどうでもいい話をしたいと思います。


なぜ18歳の自分はクラシコを生観戦するツアーに参加しなかったのか…


クラシコは世界最高峰の試合である

いつの時代もクラシコに出場する選手は偉大な選手ばかりです。サッカーにかじっているサッカー人であれば誰でも知っている選手が出場していました。


クラシコ
出典:https://m.facebook.com/


試合後の一コマ。これだけで夢のようなメンツです。左から…

  • スアレス(ウルグアイ代表)
  • メッシ(アルゼンチン代表)
  • ネイマール(ブラジル代表)


今をときめくバルサの南米3トップです。


そして対するレアルの強力3トップを左からみてみると…



出典:http://www.realmadrid.com/

  • クリロナ(ポルトガル代表)
  • ベンゼマ(フランス代表)
  • ベイル(ウェールズ代表)


こちらは最強ヨーロッパ軍団の3トップです。ちなみにレアルマドリードは白色のユニホームでした。


試合はご存知の通り2-1でバルセロナが勝利しましたが、スアレスの決勝弾はかつてレアルマドリードで活躍した元フランス代表の司令塔、現カスティージャのアシスタントコーチを務める英雄ジダンのトラップの再現を見ているかのような、素晴らしいコントロールから得点が生まれました。

トップスピードに乗った状態でのボールコントロールの重要性を痛感させてくれました。


この世界が注目する試合でバルセロナのホームカンプノウには98,760人の観客動員数を記録し、バルセロナサポーターは歓喜に包まれていたことでしょう。


まさに世界最高峰の舞台で最高の試合を繰り広げた両チームに興奮を抑えきれませんでしたが、同時に日本サッカー(Jリーグ)とのレベルの差を感じ、萎えてしまう試合でもありました。


このような試合がJリーグでも繰り広げられたら、スタジアムは満員になり代表チームの底上げにも絶対に繋がる、それこそクラシコに強い嫉妬さえ感じました。


やはり最強で最高のサッカー環境が揃わなければ、世界との差は広がる一方だと言うことを、改めて感じることができた一戦だったと思います。

18歳で生観戦、世界のサッカーが自分を変えてくれた

18歳でどうしても海外に行きたくなりました。なぜなら漫画キャプテン翼に登場する岬太郎がフランスへ行ったからです。


なぜか自分もフランスへ行きたいと言う強い憧れを実現するため、親に初めてお金を借り、高校を卒業してから大学入学までの冬休みを利用して、一人フランスへ旅立ちました。


フランスではパリサンジェルマンのオフィシャルショップを訪れたり、適当なサッカーショップを訪問したりと、サッカーに関する思い付く場所へ行けるだけ行くことにしました。


フランスだけはどうしても行きたかったので実現できたことに満足しましたが、さすがに一国一都市(パリ)だけで数日間も滞在するとなると、すぐに飽きてしまうだろうと感じたので、ついでにイタリアへ行くことにしました。


イタリア(ローマ)へ移動してからも、フランス同様またしてもサッカーショップ巡りを開始しました。そして、当時はイタリアにセリエAのローマで活躍する中田英寿がいたので、試合があるか調べてみたところ、なんと自分がイタリア滞在時に運良くローマのホームであるスタディオ・オリンピコで、ローマvsインテルの試合が開催されるとのことでした。


チケットを購入し、インテルカラーの青色のジャンパーを隠すため、露店で中田英寿のレプリカユニホームを購入し、66,000人の観客の一人として試合を観戦しました。


今思うと、あの時のスター選手の活躍とスタジアムでの興奮が原動力となり、NEWJIを展開したいと強く思えるようになりました。


世界レベルのサッカーを日本で味わいたい、皆と共有したい、そう強く思えるようになった自分の人生を大きく動かした一試合だったと確信しています。

どうせならスペインでクラシコを観るべきであった

今思えば、なぜ少ないチャンス(海外旅行)を活かすことができなかったのか。それは以下のような問題があったからです。

  • スペインリーグよりセリエAの注目度が高かった
  • クラシコ自体の重要性をそこまで理解していなかった
  • 中田英寿ファンの単なるミーハーだった
  • スペインよりイタリアの方がイメージが良かった
  • 下調べなど準備もなく思いつきでイタリア行きを決めてしまった


当時のクラシコのメンツを見てみると、その時代もスーパースターばかりが名を連ねていました。どうせ見るなら世界最高峰であるクラシコをツアー観戦して、自分の基準値や目標値をより高く設定するべきだったかもしれません。


勿論、メディアで拾える情報から値を高く設定することも可能です。しかし、百聞は一見に如かずで自分の目で体験することや感じることで、より具体的な値を設定することが可能であり、その値が最高峰であればあるほど、伸びしろの幅も増えていたかもしれません。


クラシコのような環境が日本にあれば毎週スタジアムへサッカーを観に行く人は圧倒的に増えるのは間違いありません。特にライト層からコア層へレベルアップする人が多くなるに違いありません。自分がどのような立場であっても、サッカーを知る上で、まずはクラシコ観戦ツアーに参加して、世界最高峰のサッカーを感じることが大事です。


どんなことにも置き換えることができますが、最高峰がどのようなものかを知らなければ、今の状態や値が正常なのか平均なのか判断がつきません。サッカーでより具体的なビジョンを描くためには、サッカー界の最高峰であるクラシコを生で体験することが何より分かりやすいことだと思います。

こちらもおすすめ