かつて川崎フロンターレ、コンサドーレ札幌、東京ヴィルディには、現ブラジル代表のフッキが所属していました。
本名はジヴァニウド・ヴィエイラ・ジ・ソウザ。1986年7月25日生まれの現在29歳です。
若くして圧倒的な得点能力を遺憾なく発揮したJリーグ時代ですが、本人はJリーグが自分には合わないと感じ、ポルトガルの名門へ移籍してしまうのでした。
今、仮にJリーグにフッキがいたとしたら、「Jリーグ無理」とまで言い放った彼を、どこのクラブでプレーさせるべきだったのでしょうか。
※クラブ側の意向は考慮しない場合
そして、今後フッキのような選手が現れた場合、どこでプレーさせるべきなのでしょうか。
ガンバ大阪で蘇る外国人
ガンバ大阪はJリーグ屈指の得点力を誇る超攻撃型クラブと言ってもいいでしょう。
最近ではその攻撃力も少し衰えてきていますが、かつてその攻撃陣を支えた最強世代の中盤はうまく世代交代を経て、その攻撃力を取り戻しつつあります。
もともとガンバ大阪のサッカーは自由な攻撃であるが故に、攻撃陣のアイデアも実に豊富で、ブラジル人もプレーしやすい環境でしょう。
記憶に新しいガンバ大阪で復活したブラジル人フォワードが数名います。
マグロン
アラウージョ
マグノ・アウベス
黄金の中盤がいたからこそ復活した彼らですが、それにしても水を得た魚のように得点を取り続けていました。
サンフレッチェ広島で蘇る外国人
Jリーグでも確実に成績を残しており、CWCでも開催国枠でしたが、そこそこ結果を出したクラブであるサンフレッチェ広島。
ドウグラスはそのサンフレッチェで真価を発揮したブラジル人Jリーガーと言えるでしょう。ピーターウタカもまた、ナイジェリア人ではありますが、今季からサンフレッチェに移籍して復活した外国人Jリーガーと言えます。
サンフレッチェの攻撃は、攻撃の型がある程度決まっているので、その流れを掴むこと、もしくは自分が歯車の1つであることを理解できたのならば、一試合で訪れる数回のチャンスをモノにできる能力がさえあれば、そこそこの結果が出るような気がします。
なんとなくのイメージですが、サンフレッチェに所属する外国人選手、特にブラジル人は、既に日本人化(礼儀や作法や文化等)している方が活躍できるかもしれません。
ブラジル人に求めるなら己が変われ
以前、まだJリーグクラブはブラジル人選手で消耗してるの?と言う記事を書きました。
はっきり言って、Jリーグに来るブラジル人の実力は、かつて活躍したブラジル人と比較しても少し実力や知名度が劣るような気がしています。
もちろんブラジル人として特有のリズムや独特のパフォーマンス(プレー面)をする選手もいますが、当たり外れが非常に多いような印象です。
しかし、その根底を深掘りして考えてみると、そもそもそのブラジル人が求めるようなパスを出せる選手が周りにいないのかもしれません。
どんなレベルのパスを要求されるのかは分かりませんが、つなぎのパスだけができれば、後はブラジル人が個人技で最終ラインを突破してくれると言う状況は、もはや今のJリーグでは難しいでしょう。
さらにクラブのサッカーがどのようなスタイルかにもよりますが、ブラジル人を中心としたフォーメーション作りができているか、またはその選手を中心としたチーム作りができているかも重要なポイントです。
Jリーグはブラジル人を起用することが多い割に、ポルトガル語を話せる選手や監督、コーチが少ないことにも問題があります。
いやいや、Jリーグは日本やから日本語話せるブラジル人を連れてこいや!と言うわけにはいきません。
かと言って、キングカズように流暢にポルトガル語でコミュニケーションを取れる選手も少ないでしょう。
とにかく、フッキのJリーグ復帰を熱望します。
http://youtu.be/BtfdmA-HPOg