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All need is football vol.1

はじめまして。

株式会社WASEというサッカー選手のマネージメント、エージェント、海外へのコーディネート業務を手掛けている池田と申します。

現在、社会のグローバル化、全世界のネットの普及により、誰でもどこにいても様々な情報が取得できる社会になりました。

それに伴いサッカーもグローバル化が進み日本人が海外にサッカー選手として挑戦する機会もどんどん増えています。

そんな中でプロサッカー選手としてのキャリアもなく、コネクションもなかった私がどうやってサッカービジネスを手掛けているのか、なぜ海外へのコーディネイト事業を行っているのか、またそこから見える海外サッカーのリアル、このサイトの趣旨でもあるニッチなサッカー情報を発信していければと思っています。

では、最初に

なぜ海外なのか。。。

私自身、幼少時代からロベルトバッジョのファンで海外サッカー(特にイタリア)を見るようになりました。

スーパースター達のプレー、スタジアムの雰囲気、日本にはないサッカーの文化にどんどんのめり込んでいきました。

そういった個人の嗜好があり、憧れがあるのはもちろんですが、

今回は選手のマネージメントという視点から今回は話をしたいと思います。

突然ですが、現役のJリーガーの平均引退年齢を皆さんご存知でしょうか。

正確なソースは見つかりませんでしたが、ニュースによると25歳から26歳の間だと言われています。

三浦知良選手のように、49歳までプロとして現役を続けている選手は本当に稀有な存在です。。

人生80年まで生きると仮定して、現役時代に一生食べていけるくらい稼げるのは世界でも本当に一部の選手で、殆どのプロサッカー選手はその先の50年以上の人生をプロサッカー選手以外の職業で生きていかなければなりません。

そして、大概の人達が結婚して子供が産まれ世帯を持っていくことだと思います。

しかしながら、現役の選手で『セカンドキャリア』と呼ばれるその先の人生設計を考えて生活している選手がいったいどれだけいるのでしょうか。

これは誰が悪いという問題ではなく、日本のスポーツ文化が体育から派生し、二束の草鞋が否定される風習、一つの物事に一念発起で取り組む精神論が起因していると考えています。

世界ではクラブ活動として、子供の頃から掛け持ちして色んなスポーツをする文化があります。

しかし、日本では部活動により、学生時代に1つのスポーツを選ぶという文化があります。

それによって日本の子供たちは選択肢を失い、視野が狭まってしまっています。

それによって、日本にはサッカー選手のときはサッカーのことしか考えていないサッカー馬鹿が多いように思います。

海外には長いホリデーがあります。

その間はサッカーをやっている子供たちもサッカー以外のこと、例えば家族で旅行したり、ほかのスポーツを楽しんだり、友達や恋人との時間を過ごしたり。。。

もちろんサッカーは色んなことを教えてくれますが、人間形成において、サッカー以外の時間というのは非常に大切です。

話がそれてしまいましたが、現役時代からサッカー以外のことを考えることが必要なんです。

それに気付くのは人との出会いか環境の変化しかありません。

海外に行けば、まずサッカー以前にその国で生活していかなければいけません。

そしてその国の文化を勉強しなければなりません。

それはその国の歴史であったり、言葉であったり、食事であったり

そういう異国の文化に触れることでサッカー以外のことに触れる、考えるきっかけになります。

日本は本当に恵まれています。

24時間コンビニでなんでも買えますし、自分の意見を主張しなくても暗黙のルールが存在する、非常に守られた環境があります。

そんな環境で人は自分で考えることを忘れてしまいます。

しかし、海外に出れば、まったく違った環境の中で一人で生きていかなければなりません。

そうなった時に初めて、どうしなければいけないのか、

まずは生きるために

考えることになります。

そして自分に何ができるのか、何が足りないのか、自分という人間を客観視することができます。

その後に生きていくためのスキルが身に付きます。

これは日本の学校教育では絶対に教えてくれないことです。

これから終身雇用制度、社会保障が崩壊していく中で自分の身を守るためにも自分の将来を考えることはとても重要なことです。

そういったきっかけを身をもって知ることができる、そんな環境が海外(日本からでること)です。

それを現役時代から始めることで人生は大きく変わっていきます。

サッカー選手の前に、一人の人間としてのライフプランを一緒に作っていく。

それがマネージメントだと思っています。

その上で、プレーしたい国、クラブなど大きく変わってきます。

本来は目標があって、そこに到達するためのレールを引くのが人生です。

ただ、日本では子供の頃からすでに敷かれたレールの上を歩けばいい。

ただ、その先は誰も守ってくれません。

だって自分の人生なんだから。

人生一度きり

悔いのない人生を

ではまた来週

See you next week

Ciao !!

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