サッカー選手が現役を引退した後


何を隠そう身体の衰えが始まる

ここで言うサッカー選手とはプロやアマチュアは問いません。その多くの人がサッカーを引退するときが必ずやってきます。サッカーが好きで好きで命の次に好きであったとしても、身体は現役時代のような練習や筋トレと言ったトレーニングをしなければ、すぐに衰えが見え始めるのです。

以下は筆者のサッカー仲間が、本気でサッカーに打ち込むことを引退した(サッカーと関わる仕事、週1でサッカーをするなどは引退扱い)年齢分布を表しています。
※統計は独自調査。n数は適当に200人ぐらいと設定

▼15歳以下=15%
▼16歳〜18歳=42%
▼22歳〜25歳=37%
▼26歳以上=6%

およそ上記のような年齢で引退しています。26歳以上は、その殆どがプロサッカー選手と考えてもいいでしょう。

そう簡単には理想は続かない

あなたがサッカー選手を引退しても、今のままの身体を維持できるかと言えば、恐らく95%は不可能と言えるでしょう。残りの5%に入るあなたはJリーガーになるべき選手であったかもしれません。

なぜそこまで衰えると言い切れるのか?

それには下記で示すように、いくつか逃れられない落とし穴があるからです。

・周りの力は偉大である(一人では自分の力を60%程度しか出せない)

・日々衰えを気にはするが、それ以上に「欲」がない(目標や目的を見失う)

他にも原因はありますが、この2点は最大のポイントとなります。

引退しても10年ぐらい身体を維持する人も稀にいますが、そのような人は現役時代に蓄えた筋力たちを徐々に切り崩しているだけで、切り崩すスピードが遅いだけです。やがて、筋力は全て切り崩され、脂肪たちが自然と蓄えられるのです。

衰えの3大原因は、働く・呑む・脂肪不燃焼

引退すると身体を動かす機会が減ることは当然です。それが社会人であるならば、頭をつかう仕事が多くなることでしょう。中には重労働(肉体労働)に就く人もいるかもしれませんが、それはサッカーとは違う筋肉がつくだけで、基本的な心肺機能は衰えを感じるようになるかもしれません。

身体が衰える原因は大きく3つ存在します。それが①働く②呑む③脂肪不燃焼です。

働くと言うことは、これまでしのぎを削ってきた身体や神経を存分に使うことはほぼなくなり、これまであまり使わなかった脳みそを存分に使うようになります。サッカーでも頭は使いますが、どちらかと言うと頭の中の神経や心の神経に気をつかう事になるでしょう。

呑むと言うことは、どうしても飲兵衛のおじさんたちとの付き合いや、社内外問わず飲みニケーションと呼ばれる厄介な事が多くなります。それと真剣に付き合えば付き合うほど、あなたの身体は知らず知らずのうちに衰えのエキスを注入していると考えられます。

脂肪不燃焼と言うことは、働くことにも繋がりますが、あなたの相手はパソコンや専門知識との戦いとなり、身体を使って勝てる相手ではなくなるのです。あなたの脂肪は完全に燃焼されることはなく、これまで蓄えてきた筋力からエネルギーを消費するようになり、しまいには脂肪を燃焼することさえもままならないようになります。

引退した時点で、自然とあなたを取り巻く環境は大きく変化するのです。

潜在的な筋肉たちは、まだ存在している

これまで散々身体の衰えを主張してきましたが、実は現役時代に通常の人間が必要とする運動以上の激しいトレーニングを続けてきたあなたには、隠された希望の光が残っているのです。

それはあなたが輝いていた頃のイメージです。よく、年をとるにつれて頭の中のイメージを身体で表現することができないと言われることがあります。昨年度で引退した元日本代表の柳沢敦も引退会見の時に述べていました。

■引退をしようと考えた理由をお聞かせください。

 数年、自分の中での葛藤が常にありました。自分が求めるパフォーマンスと、今できる自分のパフォーマンスとのギャップも常にありながら、それでもクラブは僕自身の存在を評価してくれて、必要としてくれて、そこに僕自身もまだまだやれるという思いにさせられましたし、その中でチームに何か影響を与えることができれば、プロサッカー選手として、やっていくことが可能だなと思っていたのですが、そういう状況が数年続いていたということと、チームの中で僕自身が、与えられるものというか、残していけるものが少し限界に近づいていると正直感じていましたので、プロとしての決断というところで、今回、引退というところを決めました。

出典:http://www.vegalta.co.jp/

当然のことですが、長年サッカーを続ければ続けるほど、身体は簡単には休んでくれません。脳では休んでいたとしても、身体はまだまだプレーやトレーニングを求めているのです。

筆者も引退して数年経ちますが、昨年度までは年に一回、一週間ほど現役のJリーガーと自主トレをして、最初の2,3日は鬼のような疲労と筋肉痛に襲われますが、5,6日目になると現役の頃のイメージが少しずつ蘇り、もっと求めてしまうようになっていました。

単にドエムと言うことではありませんし、単にメンタルの強さだけでもありません。身体の中の潜在的な筋肉たちは、少なくともまだ存在しており、それらを目覚めさせることが出来れば、短期間で単発的な身体を作り上げることができるのです。

もちろん、持続させるにはトレーニングを継続する他ありません。トレーニングをやめてしまった途端に、これまでよりも早いスピードで、衰えがやってきます。

現役を引退しても、常にいい身体を保つには、やはり身体と向き合い、トレーニングを継続することしか他には道はありません。

だから、こう考えればいいのです。一生現役、男に引退はない!と。まずは自分の周りの環境作りから始めてはいかがでしょうか。

Share on FacebookTweet about this on Twitter

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です