日本の選抜は勝ち点を持たない。関東ユース(U-13)の参加表に並ぶのはクラブの名前だけ

勝ち点3、勝ち点2、勝ち点1。順位表の右の端に並ぶこの三つを、一年かけて一つも持たないまま終わるチームが、日本の育成年代にはいくつもある。

ガーナサッカー協会のページに、10月4日に第1節を終えたKGL Foundationインターリージョナルの U17 Colts 選手権の順位が出ていました。グループAはElite Academy Prempeh CollegeがNorthern Regionを2-0で下して首位、Greater AccraがCentral Regionに1-0で勝って2位。Volta RegionはUpper East Regionと2-2のあとのPK戦を5-3で取って勝ち点2、負けたUpper Eastに1が付いている。グループBはWestern RegionがEastern Regionに4-0、Elite Academy BIG Bossが前回優勝のAshanti Regionに4-1。

引っかかったのはPK戦の点の割り方ではなく、グループBの首位の欄に Western Region という州の名前がそのまま入っていること。州の名前を持ったチームと、Prempeh College や BIG Boss のようなアカデミーが、同じ表の同じ列に並んで、同じ勝ち点を積んでいます。

日本の育成年代で、選抜の名前が順位表の一行を占めている場面を思い出そうとして、出てこなかった。

埼玉県サッカー協会のサイトに、第13回 2026 関東ユース(U-13)サッカーリーグの更新が載っています。埼玉県からの参加として挙がっているのは、FC LAVIDA、浦和レッドダイヤモンズジュニアユース、RB大宮アルディージャU-15、GRANDE FC、クラブ与野、ACアスミジ。Jクラブの下部組織の名前と、街クラブの名前が、書式でも並びでも区別されずに入っている。

小学生年代には全日本U-12があり、中学生年代にはクラブユース選手権や高円宮杯JFA U-15サッカーリーグが並ぶ。その入り口のU-13にも、県のリーグの上に関東のリーグが積まれていて、今年で13回目。ジュニアユース1年目から、Jクラブの下部組織と街クラブが同じ資格で同じ表に名前を置ける。ここは日本の良いところだと思っています。

同じ参加の一覧をもう一度見ると、RB大宮アルディージャU-15という名前がU-13のリーグに出ている。年代で切ったリーグに、U-15と書かれたチーム名が入っている。名前はクラブの登録の単位に付いていて、リーグのほうは年代で切られているから、こういうずれが残る。裏返すと、この表に載っているのは年代ではなく、年をまたいで同じまま続くクラブの名前のほう。

続く名前を持たないものは、ここに載れない。県のトレセンも、地域のトレセンも、ナショナルトレセンも、選んで、集めて、何日か一緒にやって、解散する。名簿は年度内の何回目という番号つきで残る。けれど、そのチームが勝ったか負けたかは、どこにも積まれない。

ガーナの表では、州の名前が勝ち点3を持っている。選抜に近い顔ぶれが、週をまたいで同じ名前のまま順位表の中にいる。日本の選抜は、勝っても負けても翌週には存在していないので、勝ち点の持ちようがない。どちらが良いという話ではなく、子どもに残る形が違うという話。

クラブに所属していれば、13回目まで積まれたリーグの一行として、自分のチームの数字が毎週動く。何節で誰に負けて、今どのあたりにいるかを、本人も家の人も見られる。選抜で手に入るのは、選ばれたという一行と、その何日かの中身だけ。外から見える記録にはならない。だから選抜の話は、いつまで経っても誰が選ばれたかの話にしかならない。

以前U-13のリーグが次節まで三週間あく日程を数えたときにも思ったけれど、この年代は試合と試合のあいだが長い。空いたところに合宿やトレセンが入る。合宿は勝ち点を生まない。ジュニアユース1年目の一年で、順位表の上で自分のチームの数字が動いた回数は、思っているより少ない。

次に県協会のページで選出の知らせを見たときは、その子が何回目に選ばれたかを数えるのをやめ、同じ週に所属クラブが関東ユース(U-13)の何節をやっていて、勝ち点がいくつ動いたかを並べて見る。

出典: www.ghanafa.org(2026-10-04)

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