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サッカー選手は自分で自分を管理する時代に突入している


明日は休日でサッカーの試合をする選手も多いでしょう。その試合では常に何かを成し遂げるという明確な目標や目的はありますか?

あなたは普段からコーチや監督、指導者の言われるがままにプレーしていませんか?

言われたこと、つまり相手が求めるサッカーのインプット情報に対し、言われるがまま相手の求めることをそのままにアウトプットしていませんか?

それ自体は決して悪いことではありません。

しかし、そのプレーの中にはあなたの目的や目標が成し遂げられるような管理はされていますか?

とどのつまりは指導者に任せてばかりではなく、自分自身が求めることは何かを把握していますか?ということです。

指導者の過保護は問題になる可能性はある

あなたは指導者が常にあなたをマネージメントしてくれていると考えていますか?

確かに指導者、コーチや監督はあなたを毎日細かいところまで見ています。

ひとつひとつの言動やプレーを見ているのです。

時に意地悪か戦略的なのか分かりませんが、あなたに対して意図的に課題を与えることもあります。

その課題をクリアしなければ人生が終わってしまうかのようにプレッシャーを感じたことはありませんか?

指導者は確かにあなたを毎日観察しているので、例えばどんなプレーをするのか、どんな課題にどんな解決策を見出すのか、どんな思考をしているのか、そんなことを知らないままに試されていることもあるのです。

そして、あなたはあたかも自分で回答を見出したかのように、指導者は優しく分かりやすく答えやヒントを与えてくれているかもしれません。

あなたは選手として指導される立場と言うことで、時に自分から学ぶという意識や指導者の言うことに疑問を感じることを忘れてしまうことがあるかもしれません。

指導者の良かれと思った選手へのコミュニケーションは、もしかしたら過度なマネージメントかもしれません。

全てを見てくれている、全てを管理してくれている、だから僕は自由に思うがままにプレーできる、そんなことすら考える暇もない程にマネージメントされているかもしれません。

指導者が当たり前のように自分を管理してくれているという錯覚に陥ることは大変危険なことだと知らなければなりません。

つまり、あなたがもし指導者の言うことを100%鵜呑みにしているということであれば、自分の成長を自分で止めていることが言えます。

サッカー選手として自分の意見をどれだけ持っているかが重要

まずは、指導者が言うことを、何かと比較してみてください。自分の中で比較する対象がなければ、比較する対象を自分で作ってみてください。

自分の意見や感情を言葉に出来ないということは、自分が何を考えているのかを知らないか、分からないかということに繋がります。

だからこそ、一度比較する対象を自分で探してみて、言われたことを少しでも比較して深堀することで、自分の考えや意見を感情や言葉として引き出してみてください。

管理されることはどういうことか

あなたの目標や目的が明確であるのに対し、いつまで経ってもそのターゲットに近づかないのであれば、そもそも指導を疑うぐらいの余裕を持ちたいところです。

あなたの指導者はあなたをターゲットやゴールに導いてくれていますか?

選手は指導者に管理、マネージメントされるというのが当然だという時代は既に過去のことになりつつあります。

選手の目的や目標に導いてくれていない、つまり自分を管理している指導者の管理能力不足に対し、なぜ自分は目的や目標に辿り着けないかを問いただすべきです。

そもそも管理やマネージメントってどういうことでしょうか。

ただ単にあなた自身を、あなたの目的や目標に導くことが管理ですか?

間違いではないかもしれませんが、少し違うようなきがします。目的まで導くことは「指導」であり、「管理」ではないかもしれません。

では管理やマネージメントとは?

あなたの今達成したい目標や目的を、具体的な計画に落とし込み、実際にその計画を推進し、問題や課題を見つけ、次なる一歩を見出し、目的や目標に近づけることをローリングすることが「管理」です。

そして指導者はあなたにとってのサッカー人生におけるパートナーであることを忘れてはいけません。

指導者が権力や立場を使い、あなたの意見をねじ伏せるのであれば、それは指導者としてどうなのかを疑わなければなりません。

選手の立場であるあなたと指導者は対等な関係であることを意識して、管理される側としても意見を常に持ち、これからの時代は自分の目標や目的は理想に近づいているかどうかを、自分自身でもマネージメントしなければなりません。

是非とも自分自身をマネージメントする能力を備えた選手となってください。

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