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Jリーグチャンピオンシップが期待通りにおもしろい


サッカーは何が起こるか分からないが、最終的に勝った方が強い。試合を観戦するファンからすると、合計して5得点もゴールが入り、90分間常に緊張感の絶えない、これ以上ない試合展開でした。


感動と興奮と落胆と涙。色んな立場で色んな感情が渦巻く、まさに王者を決めるに相応しい一戦となりました。


ガンバ大阪2-3サンフレッチェ広島
万博記念競技場(17844人/21000人:収容率84.97%)



1ー0 60分 ガ大阪 長沢駿
1ー0 80分 広 島 ドウグラス
2ー1 81分 ガ大阪 今野泰幸
2ー2 90分 広 島 佐々木翔
2ー3 90分 広 島 柏好文


平均視聴率
関西地区:7.5%
広島地区:22.6%
関東地区:7.6%
※ビデオリサーチ調べ


瞬間最高視聴率
30.8%


本日は、サンフレッチェ広島のホームスタジアムである「エディオンスタジアム広島」で、チャンピオンシップ第二戦が始まる前に、チャンピオンシップの第一戦の振返りと、第二戦の見どころをお伝えしたいと思います。


一人のミスが敗退を招く

ガンバ大阪が2-1と勝ち越していた後半41分に、DF 22 オ・ジェソク(呉宰碩/오재석)は相手選手を突き飛ばして、ラフプレーにより一発退場を受けました。その瞬間、彼は苛立ちを隠し切れませんでしたが、あの時間帯、あの退場がサンフレッチェ広島のメンバーを活気づけさせてしまったのです。


オ・ジェソク
出典:http://www2.gamba-osaka.net/


DF 22 オ・ジェソク(呉宰碩/오재석)
ガンバ大阪所属
経歴:新葛高→慶煕大→水原三星ブルーウィングスFC→江原FC
代表:U-16、U-17、U-19、U-20、U-22、U-23
年齢:1990年1月4日(25歳)
身体:178cm/74kg
国籍:韓国


ガンバ大阪ファンにとってはなんとも悲しい結末。彼の退場から試合の流れが一気にサンフレッチェに傾き、後半ロスタイムにまさかの連続2失点。


今野泰幸の不用意なスローインも取り上げられていますが、勝てた試合を「一人のミス」で失ってしまいました。この敗戦はガンバ大阪にとっては痛い。


第二戦をホームで戦うサンフレッチェ広島は、多くのサポーターの前で最高の舞台を自らセッティングすることに成功。引き分け以上で優勝が確定している。


チャンピオンシップ第二戦の楽しみ方

勝利を収めたサンフレッチェ広島の公式ホームページ



サンフレッチェ広島
出典:http://www.sanfrecce.co.jp/


なんだかんだで余裕モードです。第二戦はホームでシャーレを掲げることが可能であるため、選手のモチベーションとサポーターの盛り上がりはハンパないでしょう。広島全土がこの一戦に注目することは間違いありません。


自ら勝利を逃したガンバ大阪の公式ホームページ


ガンバ大阪
出典:http://www.gamba-osaka.net/


一方、壊滅的な敗退を喫したガンバ大阪は、アウェイにどれぐらいの動員ができるかが課題。おそらくコアサポーターだけでなく、このチャンピオンシップの勝利を願うにわかサポーターも、広島へ行きたい気持ちは強いだろう。ガンバ大阪が無料観戦バスを出すことが奇跡的な逆転勝利を呼び込むか。


第二戦の楽しみ方


今年のチャンピオンシップは賛否両論あるが、サッカー好きなら必ず見た方がいい一戦である。もちろん、全員がエディオンスタジアム広島に足を運ぶことは不可能ですので、以下に第二戦の楽しみ方を綴ってみました。


まずは、現地スタジアムに観戦に行けない人はテレビで観戦しよう。


テレビ放送
・NHK総合
・スカパー!CS800/Ch580
・スカパー!4K 総合Ch.596


サンフレッチェ広島vsガンバ大阪
明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ決勝第二戦
12月5日(土)
19:30キックオフ
エディオンスタジアム広島


注目選手
浅野拓磨
出典:http://footballchannelsuper.jp/


FW 29 浅野拓磨(TAKUMA ASANO)
サンフレッチェ広島所属
経歴:菰野町立竹永小学校/ぺルナSC→菰野町立八風中学校→三重県立四日市中央工業高等学校
代表:日本高校選抜、U-18日本代表、U-21日本代表
年齢:1994年11月10日(21歳)
身体:171cm/70kg
国籍:日本(三重県三重群)


浅野拓磨は後半あたりから出場する可能性があるが、エースの佐藤寿人以上に結果を残す可能性もある。背番号29が出場した時は目が離せない。


第二戦を勝手に妄想してみる

天気は先ほどまで雨が降っていて、ピッチはかすかに濡れてスリッピーなピッチコンディション。これは第一戦と同じで、濡れた芝生であればパススピードも速くなる。結果、いつもより展開がはやく感じられたり、実際にピッチ上のありとあらゆる判断やスピードがはやくなっている。


是非、第二戦も雨が降って試合中は止まってほしい。もしくはピッチに水を撒いてほしい。エディアオンスタジアムの天気は変わりやすく、天気予報では晴れ時々曇りとなっているが、どうなるかは当日までわからない。


絶対に負けられないガンバ大阪は、最近不発の宇佐美とパトリックのツートップ。さらに攻撃的な倉田と阿部と二川を同時起用。オ・ジェソクの穴は米倉が埋める。そして、このチャンピオンシップの大舞台でガンバ大阪は、ベンチ外の赤嶺真吾をなぜ獲得したのか結局分からぬままとなる。はやくベガルタ仙台へ返してあげたほうがよい。


一方、サンフレッチェ広島はラッキーボーイで第一戦のMOMである柏をベンチに温存。いつも通りのスタイルとフォーメーションで型を崩さない姿勢。唯一、GK林は冷静さを装っているが、顔の奥に勝利を確信している興奮を抑えきれていない。


ガンバ大阪の底力とサンフレッチェの勝負強さを天秤にかけたとき、やっぱり勝負事はどうなるかは分からない。ましてやサッカーの試合となると、弱者が強者を喰うことは多々ある。


要するに、勝った方が強い。プロの世界はそれだけ。ただ、勝てるだけの準備をしているかどうかは一つのポイントとなる。


サンフレッチェ広島は、ここ数年でビッグクラブの仲間入りを証明するためにも、勝利は絶対条件。
ガンバ大阪は、このチャンピオンシップの反対派の意見を証明するためにも、勝利は絶対条件。


さて、どちらが優勝するか。今から非常に楽しみである。

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