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ガンバ大阪がテクノロジーを活用した選手のコンディション管理を目指す

Jリーグクラブガンバ大阪がテクノロジーを活用し、選手のコンディション管理を目指そうと試みています。

これまでにも海外で流行っているトレーニング方法や、
実績のあるコーチを迎えて選手のコンディションを向上させる取り組みを行ってきました。

その中でも有名なのは、オランダ代表やチェルシーFC、FCバルセロナでコンディショニングコーチとしての実績があるレイモンド・フェルハイエン氏が提唱するトレーニング方法です。

  • 爆発力の向上
  • 爆発力の持続
  • アクション頻度(=回復力)の向上
  • アクション頻度(=回復力)の持続

これら4つの狙いを意識したトレーニングを推奨していたレイモンド氏。
このトレーニング方法を取り入れたことで、どこまで選手のコンディショニングが整ったのかは不明ですが、
ガンバ大阪が目指すところはハイクオリティな選手管理であることがわかります。

また、ガンバ大阪出身の元Jリーガーが次々とクラブへ戻ってきており、
新たな選手の育成に力を入れていたりもします。

松波正信トップ監督
児玉新トップコーチ
松代直樹トップGKコーチ
島田貴裕アカデミーダイレクター
森下仁志ユース監督
明神智和ユースコーチ
大黒将志アカデミーストライカーコーチ
町中大輔ジュニアユース監督
安本真哉ジュニアユースコーチ
髙木和道ジュニアユースコーチ
藤ヶ谷陽介ジュニアユースコーチ

などなど、フロントスタッフも含めると数多くの元選手(下部組織出身含む)が、
ガンバ大阪を支えている状況です。

特に注目は2006年ドイツワールドカップでも活躍した大黒将志氏。
ガンバ大阪アカデミーストライカーコーチとして、FW中心に育成を行っています。

ゲラなところは変わらず面白いですが、今では現役に近い指導者として活躍されているようです。

選手のコンディション管理サービス

ガンバ大阪はJリーグクラブとして、多くのメソッドを取り入れています。
そして今回、テクノロジーを活用した選手のコンディション管理を検討し始めたようです。

これまでにも多くテクノロジーを活用し様々な試みを行っていましたが、
さらに今の時代にあった形でコンディション管理を取り入れることを決めました。

具体的には以下のような内容です。

  • トップチームから下部組織まで各カテゴリーで一気通貫したフィジカル面のコンディション管理、栄養管理を実現
  • 過密日程により身体的トラブルを抱えやすい選手のフィジカルケア、リカバリーを最適化・効率化する

ただ、現時点では何をするかは未定です。
というのは、ガンバ大阪自体が何かを考えて実行するということではなく、
広く一般にテクノロジーを活用したソリューション(解決策)を募集し始めたということです。

この募集の背景として、裏を返せばJリーグのトップクラブであっても、
未だに選手のコンディション管理が満足いくような管理ができていないということでもあります。

出典:https://www.climbfactory.com/atleta/

株式会社エムティーアイ CLIMB FactoryスポーツITカンパニーからリリースされている
「Atleta」を採用したJリーグクラブ横浜FCや、
その他、株式会社ユーフォリアからは「ONE TAP SPORTS」など、
選手管理にIT/ICTといったテクノロジーが活用され、現場でも使用されていたりします。

出典:https://one-tap.jp/

ただ、現状のサービスに関しては、やはりサッカーに特化しているわけではなく、
提供する側からすると、数あるスポーツで選手のコンディション管理を、わざわざサッカーだけに特化するメリットも見出せていません。

それは日本市場だけをターゲットにしているから自ずとマーケットは小さくなり、
食いっぱぐれ、いつかサービスを終了せざるを得ないことが考えられるからでしょう。

サッカーに特化したコンディション管理とは?

ガンバ大阪が欲しているテクノロジーを活用した選手のコンディション管理とは、
一体どのようなものを描いているのでしょうか。

もちろん、ガンバ大阪としてはコンディション管理自体をビジネスとして捉えているわけではなく、
ユーザーとして選手の管理を行うためを目的としていることがわかります。

ただ、提供者からするといきなり世界に向けてリリースできるようなマーケティングは、
ハードルが非常に高いことを考えると、
サッカーだけに特化したサービス提供ができないことも考えられます。

仮にこれらを度外ししてサッカーに特化したコンディション管理をサービス化、
Jリーグクラブが求めるテクノロジーを活用したコンディション管理を形にするとした場合、
一体どんなサービスが理想で、どんな機能が欲しいのでしょうか。

コンディション管理と言っても、一概にはまとまりません。

例えば、体調管理、睡眠時間の管理、身体の症状の管理、メンタル・精神的・肉体的な疲労度の管理、もしくは排便状況や、起床時の心拍数、体温、体重や身長の成長具合(大人は不要説あり)、身体の痛み・違和感の管理、その他には朝昼夜3食・間食・補食の記録といった食事管理や、摂取したエネルギー・栄養素量、などといったフィールド外のコンディション管理。

サッカーに特化しているということで、オンザピッチのコンディションも欲しいところです。

例えば、練習前後や試合前後のストレス度合いやモディベーション管理、シュート・ドリブル・パスのアクション別、またはFW・MF・DF・GKなどポジション別におけるトレーニング毎のデータ化、もしかしたら選手がプレー中に言い放った言葉(指示)や思考のテキスト化、トレーニングでの負荷の数値化、摂取したドリンクの種類や量、トレーニング中の脳波、アドレナリンの数値、体に溜まった乳酸の見える化や糖分の増減、筋肉細胞の破壊度など、考えればキリがありません。

要するに、これらの項目をデータ化しグラフで見える状態にして、
選手のコンディション管理を人やAIが判断し、トレーニング量や負荷の加減、
試合のスタメン選定や選手がベストの状態を保つことで、
常にサッカーに集中して試合で良いプレーを発揮できる状態を選手別で維持し、
最終的にチームが勝利することに貢献できれば目的は達成できるのではないかと考えます。

ガンバ大阪が求めているコンディション管理とは、
チームが勝つためにベストな選手の状態を常に維持できるコンディション管理で、
テクノロジーで解決するいい提案があれば、応募してね!ということではないでしょうか。

応募締め切りは10月8日です。是非、ご応募ください。

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