スーパークラスとコンペティションクラス。小5の入口は選抜度より先に拠点名で絞られる

クラブの名前が子どもに付く最初の日は、セレクションに受かった日ではない。申込みを出して、週に一度そこへ通い始めた日。

Jクラブの育成の話は、たいていジュニア、ジュニアユース、ユースと三段で語られる。けれど人数でいえば、クラブ名の入ったシャツを着ている子がいちばん多いのはその手前のスクール。アカデミーに受かった数十人の背後に、毎週グラウンドに来ている何百人がいる。そして家庭にとっての最初の判断は、セレクションの日程ではなく、そのスクールのどこに申し込むかというところで起きています。

10月10日、ハノイで公安のサッカークラブの創設70年の式典が開かれた。公安大臣は今後の重点として三つを挙げ、その一つに、選手層の整備と若手育成、訓練への科学技術の応用、構成員の待遇への配慮、国際協力の拡大を並べている。交流を増やす相手としてマンチェスター・ユナイテッド、ACミラン、インテル・ミラノの名前が出ていました。

若手育成、という四文字が重点の一項目として書かれるとき、その中身は外からは何も見えない。70年のクラブでも、立ち上げたばかりのクラブでも、同じ四文字で書ける。だから日本のクラブで同じ言葉が実際にどんな形で地面に降りているのかを見るには、理念のページではなく、秋に出てくる募集の案内のほうを開いたほうが早い。

名前に選抜度が書いてある

ヴィッセル神戸が出した2026年度サッカースクールの選手追加募集。対象として並んでいるのは「スーパークラス神戸・宝塚(U11・GK)」と「コンペティションクラス神戸北・神戸南・神戸中央(U11)」。

二行しかないのに、情報が三つ重なっている。クラスの名前、拠点の名前、そして学年とポジション。

まずクラスの名前。スーパー、コンペティション。どちらも英語の形容で、どちらが上かは説明されていない。説明されていないけれど、保護者はたぶん迷わない。名前のほうが先に順番を伝えてしまう。アカデミーの選考に近いのはどちらか、という問いに、案内はクラス名だけで答えている。

そのうえで、スーパークラスの側にだけGKという区分が付いている。小学5年生年代で、ゴールキーパーだけを分けて練習させる回が、選抜度の高い側に置かれている。専門を足したければ上の層に行くしかない、という配り方がここに出ています。

拠点名を数えると五つ

神戸、宝塚、神戸北、神戸南、神戸中央。追加で席が開いたと書かれている拠点は五つ。

ここが家庭にとっての本題だと思う。クラスを選んでいるように見えて、実際に選んでいるのは場所のほう。スーパークラスが開いているのは神戸と宝塚の二か所で、コンペティションクラスは神戸北・神戸南・神戸中央の三か所。家から平日の夕方に通える範囲にどの拠点があるかで、申し込めるクラスが決まってしまう。

子どもの側に「上のクラスに行きたい」という気持ちがあっても、その拠点が週に一度の送迎で届く距離になければ、選択肢の列には最初から載らない。選抜の結果として振り分けられるのではなく、住所の時点で振り分けが半分終わっている。小5の秋というのは、全日本U-12の都道府県大会が始まるころで、同じ学年の子が所属チームでいちばん長く試合をしている時期でもある。その時期に、クラブ名の付いた練習に新しく入れるかどうかが、通える拠点がいくつあるかという数で決まっている。

「追加」の二文字

もうひとつ引っかかるのは、これが追加募集だということ。年度の初めに一度締まった入口が、途中で部分的にだけ開いている。全拠点・全学年が開くのではなく、空いたところだけ。

つまりこの案内を見つけられるかどうかは、クラブのお知らせを定期的に見に行く習慣があるかどうかに乗っている。セレクションのように年に一度の決まった日があるわけではないので、見逃した家庭には、そもそも募集があったことすら残らない。

日本の育成年代で「機会は開かれている」と言うとき、開き方には二種類ある。カレンダーに載っていて誰でも日付を数えられるものと、空席が出たときにだけ短く開くもの。小学生年代のクラブの練習の入口は、後者の比率が高い。

クラスの名前を上から読むのをやめて、拠点名のほうから読む。神戸、宝塚、神戸北、神戸南、神戸中央。その五つのうち家から通えるのがいくつあるか。それがその子に用意された選抜度の幅の、ほんとうの数。

出典: vff.org.vn(2026-10-10)

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