サッカーへの関わり方が異なる3人が、最新の「ハイプレスとビルドアップの攻防が生み出すサッカーの新たな魅力」について、それぞれの意見を語り合いました。
立場の違いから生まれる発見や共感、スポーツを通して見えてくる人生の機微。
ピッチで繰り広げられるドラマが、私たちに問いかけるものとは。
情熱と冷静さが交錯する3人の対話から、大きな反響を呼ぶ今のニュースについて、垣根を越えてサッカーの奥深さと魅力に迫ります。
遠藤さん
サッカーの育成現場指導者として最前線に立つ元プロサッカー選手。
生田さん
IT企業を経営する現役サッカー選手。1年に1度だけプレー。
櫻井さん
サッカーに興味を持つ人と話すことが好きなサッカー式の女優。
生田:最近の試合で、ビルドアップのチームがハイプレス戦術に苦労しているよね。バルセロナとアタランタの試合なんか、見応えがあったね。
遠藤:そうだね。今年は特にハイプレスで押し込むチームが増えてきているね。アタランタのマンツーマン守備は本当に厳しいけど、バルセロナもバックパスをうまく利用して相手を崩す技術を見せた場面もあった。
櫻井:サッカーって、戦術がころころ変わるところが面白いよね。いつもバルセロナがボールを支配するのを見慣れていたから、こういう試合は新鮮だった。
生田:技術的な細工で相手を崩すのはまるでプログラムのバグをつくみたいな感じだね。バルセロナの「デ・カラ」っていうのがその一例だろうね。
遠藤:そう、彼らは顔を相手ゴール方向に向けた状態でプレーを始めるんだ。GKを含めたビルドアップでプレスの隙を伺うのは、相手を引き出すための手法だね。
櫻井:具体的にはどうやって相手を引き出しているの?バックパスを多用するのってどういう意図なんだろう?
生田:バックパスは、相手を広げた後で一気に前進する機会を作る。たとえば、バルセロナがやってたように、一度下げておいて空いたスペースを見つけてパスを入れる感じかな。
遠藤:その通りだね。下げて相手を釣り出して、次に待つフォワードがフリーになる位置に駆け込む。その時のワンタッチパスが絶妙だよ。レバンドフスキのような選手がいれば特に有効だ。
櫻井:それにしても、具体的な選手の動きとかすごく緻密なんだね。演劇みたいに、どこでどう動くかってちゃんと計算されている感じがする。
生田:まさにその通りだね。選手たちはまるでプログラムされたロボットのようで、ピッチ全体をバグなく動かしているわけだから。
遠藤:そして、それを打開するためには技術が求められる。たとえ壁パスが失敗しても、チャレンジを続ける姿勢は大事だね。
櫻井:マンツーマンでのプレッシャーってすごく厳しそうだけど、遠藤さんは選手時代にどう感じてたの?
遠藤:ハイプレスをかけられると、ミスが直接的に失点に繋がるからプレッシャーはすごく大きい。でも、練習を重ねて、自信を持ってプレーするときに見えるチャンスもある。
生田:スポーツとプログラミングって似てるよ。チームワークやタイミングが決め手になることが多いからね。
櫻井:私もどんなに難しい役でも、相手役との呼吸が成り立てば気持ちよく演技できるのと似てるかも。
遠藤:そうだね。どんな戦術やプレーも、信頼関係と経験の積み重ねの上に成り立っているよ。
生田:それにしてもバルセロナが完全にはアタランタを打ち破れなかったのは驚きだね。これから戦術ってどう変わっていくと思う?
遠藤:ハイプレス対策にはまだまだ挑む余地がある。選手たちはこれからも進化していくし、戦術も変わるだろうね。
櫻井:それは楽しみ!サッカーはまさに生きているスポーツって感じるよ。
生田:僕もIT業界で新しい技術が出てくるのと同じで、変化が止まらないからワクワクするよ。
遠藤:本当だね。どんなに変わっても、サッカーは人を夢中にさせる素晴らしいスポーツだよ。
勉強していると時間があっという間に過ぎて、ついサッカー観ながらやることも多いけど、いつか僕たちもあのフィールドに立てたらいいのにね。
櫻井:そうだね。でも、今は応援させてもらうよ!どんな試合もその感動を共有できる友人と観るに限るよ。
生田:そう言ってもらえると、ますます観戦が楽しみになるね。次はどの試合を観ようか。
遠藤:また面白い試合があれば教えるよ。サッカーを通じて、色々な気づきがあるといいね。
サッカーを観るそれぞれの立場や視点からの意見交換は本当に興味深いものでした。
次回も3人がどんな話をしてくれるか楽しみですね!ぜひご期待ください!