Jリーグが開幕してから第2節を終えましたが、自分の中で既にJリーグを観戦するモチベーションが下がっています。
前節の開幕戦に続きテレビ観戦をしようか考えたところ、スカパーの無料期間がなくなったのでテレビ観戦はできませんでした。そしてスタジアムへ行こうと考える前に週末の天気予報が雨だったので、出かける選択肢すら消えてしまったのです。
そして何よりtotoを買いそびれたせいで結果がどうであったか気になる度合が小さかったのかもしれません。何かをするには「キッカケ」や「動機」を自ら作らなくては人(自分)は具体的には動かないことを痛感しました。やはり周りの環境を整える必要があります。
2015年に応援するクラブは自分の中で決まっているので、応援するクラブの順位はやっぱり気になるところです。
今回、巷で騒がれているJリーグ第6節・第7節の間で劇的に変動するであろう順位について考えてみることにします。
2015Jリーグクラブの検索順位はどうなる
順位が変動するってどういうこと?
順位といってもJリーグの順位表の変動を指している訳ではありません。
何の順位かと言うと、2015年4月21日以降、皆さんが利用している検索「GoogleやYahoo!」の検索結果で、Jリーグクラブの公式ホームページの順位に変動があるかもしれないということです。
どういうこと?
出典:http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/
Googleは2月26日、スマートフォン利用に最適化されたサイトがモバイルでの検索結果で優遇されやすくなるように変更すると発表しました。この変更は2015年4月21日より実施されます。
スマートフォン対応していないサイトはモバイルでの検索結果で少し表示されにくくなる可能性がありますという意味にも取れる今回の発表です。
なんで?
Jリーグの運営に関するルールをJリーグが定めるように、Googleの検索結果のルールについてはGoogleが定めているからです。
Googleはスマートフォンで「ガンバ大阪」と検索するユーザーに対して、パソコン画面の結果を返すのはよくないよと警告しているのです。
もう少し詳しく教えて?
上記の例の通り、皆様が持っているスマートフォンでGoogleサイトより「ガンバ大阪」と検索してください。すると、以下のような検索結果が出てくると思います。
同じようにGoogleで「ベガルタ仙台」と検索してください。すると、以下のような検索結果が出てくると思います。
そうです、検索結果に「スマホ対応」と書いているか書いていないかがキーポイントとなります。
実際のサイトは?
出典:http://www.gamba-osaka.net
スマホで見たガンバ大阪のサイトです。非常に見えにくく、画面を拡大しなければ何が何か分かりません。これでは新しくガンバ大阪ファンになった人がホームページを閲覧する気持ちが萎えてしまいます。これがスマホに最適化されていないサイトの実例です。
では、ベガルタ仙台のホームページを見てみましょう。
出典:http://www.vegalta.co.jp
スマホに適したボタンのサイズや画面のサイズが表示されています。これが「スマホ対応」されたサイトの実例になります。
他のクラブはどうなっているのか
上記ではガンバ大阪をとりあげてみましたが、Jクラブの他のサイトはどうなっているのでしょうか。
ちなみに、こちらは2015Jリーグ第2節終了時点での順位表です。
その順位通りに各クラブのスマホ最適化の実施有無見てみると以下のような結果になりました。
※初めて訪問する人がみたらどうなるかの結果です。
×浦和レッズ
○サンフレッチェ広島
○サガン鳥栖
×川崎フロンターレ
○ベガルタ仙台
○清水エスパルス
○柏レイソル
×湘南ベルマーレ
○ヴァンフォーレ甲府
×FC東京
×松本山雅FC
×名古屋グランパス
×ガンバ大阪
×ヴィッセル神戸
○アルビレックス新潟
○横浜F・マリノス
○鹿島アントラーズ
○モンテディオ山形
※○は最適化、×は最適化されていない
スマホユーザーにとって不親切なクラブが意外と多いことに驚きを隠せません。
中には会員専用ページではスマホ対応しているところもあるようですが、こういうところから変えて行かなければ増やそうとしている観客も増えないのは当然かもしれません。
「User Agent」という言葉を調べて対策をする必要があるかもしれません。
順位の降格変動を防ぐためにはどうするのか
さすがにGoogleはスマホサイトの最適化をしていないJリーグクラブ公式ホームページの検索順位を下げることはないと思います。だから、もしかしたら何もしなくてもいいかもしれません。
しかし、ユーザーにとって最適な検索結果を返すことが目的で、公式ブログで発表していることなので見過ごすわけにもいきません。
そもそもスマホユーザーがパソコンサイトで表示された場合、見るのをやめようと思いませんか?ユーザーにとっては非常に迷惑なサイトなのです。
とりあえずはトップページだけでもスマホ最適化を図って、詳細はパソコンページへ飛ばすと言うことも考えられます。
要するに、WEB会社の皆様、スマホサイト制作を受注したいならJリーグクラブへ急いで営業するべしということでしょうか。なんやかんやで既にスマホサイトを作っている途中かもしれませんが…
4月21日以降、各クラブの検索結果の順位がどうなっているか、一つ楽しみが増えました。