習慣は「知識」「スキル」「やる気」という3つの要素から構築されています。
①知識は「何をするか」、または「何故それをするか」という2つの要素。
②スキルは「どうやって実行するか」を示すもの。
③やる気は動機であり「それを実行したい」という気持ち。
生活の中で習慣を確立するためには、この3つの要素がどれも必要です。
自分の在り方を変えることによって見方が変わり、見方が変わることによって、自分の在り方が更に変わります(勿論、良い意味で)
つまり成長と変化のプロセスは、習慣によって生まれてくるものだと思います。
知識・スキル・やる気のレベルが高まるにつれて、生活や人間関係も更に高い効果性の領域に入ることになります。
これらのプロセスが習慣化されることで、常に上向きの状態が続きます。いわゆる確変状態です。
しかし時として、このプロセスを難しく感じることもあるはずです。仕事や普段の生活において、自分の思い通りに行くことの方が圧倒的に少ないからです。
それでも人生を良くするには、大きな目的や目標によって、自らを動機付ける必要があります。
今すぐ欲しい結果(仕事であれば、労働時間や給与など)を我慢して、将来、本当に得たい結果を追求していくことが重要です。
度々、本ブログ内でも、育成年代の強化における指導者の在り方などについて言及していますが、指導者が”今”だけではなく、5年後・10年後の子供達の将来を描けているのか?
何でサッカーをしているのか?と日本の子供達に聞けば、殆どがサッカーが好きだからと応えるでしょう。でもブラジルやアルゼンチンなどの国でこの質問をすると、もう1つの理由が加わります。「プロサッカー選手になって、たくさんお金を稼いで家族を楽にさせたいから」というもの。例えば元ブラジル代表のFWアドリアーノなんかは、スラム街の出身です。彼が育った環境はドラッグや殺人が日常茶飯事で、サッカー選手になっていなければ、自分は麻薬密売人になっていただろう。と彼自身が言っているぐらいの壮絶な環境で育ってきたのです。そんな彼がブラジル代表にまで登り詰めたことは、本当に奇跡だと思います。
日本という国は恵まれています。家に帰れば暖かいご飯とお風呂、世界に誇れる教育を受けることができ、仕事もあります。そんな環境下で子供達に危機感を持て。と言っても大抵は響かないでしょう。
では指導者はどのようにして、子供達を導いていくのか?
冒頭に述べた「知識(サッカーIQ的な)」「スキル」「やる気」の3つの要素を、どのようにして習慣化させるのか?
今日は疑問と課題を述べるのみにして、敢えて具体的な提案はしません。
もし、このブログを見て頂いている指導者の方やサッカー関係者の方がいらっしゃれば、是非コメントを下さい☆ 議論しましょう!
Masayan