育成年代の日程表で先に見るのは会場の欄で、そこには練習場と町の運動公園が並んでいる

筑北村サッカー場。三重交通G スポーツの杜 鈴鹿。女川町総合運動場 第二多目的運動場。集めてきた育成年代の日程表と結果から、会場の欄だけを抜き出して並べたもの。対戦カードや点差より先にここを見るようになったのは、この欄には主催した側が実際に用意できた土地しか書けないからだ。

ガーナサッカー協会が、U-17代表の日程を公表しました。10月10日にトーゴ、13日にベナン、16日に開催国ブルキナファソと対戦。3試合すべてが、ブルキナファソの首都にある4th August Sports Stadium で行われます。この大会は2027年にモロッコで開かれるU-17アフリカ選手権の予選を兼ねていて、決勝に進んだ2チームだけが出場権を得ます。全国規模のスカウティングで2010年生まれの選手を集めて臨む、と説明されていました。

予選が全部よその国の同じピッチで終わる

三か国が集まって6日間で3試合。自国で1試合もやらないまま、次の大陸大会に行けるかどうかが決まる。行き先はモロッコで、そこもまた別の国。育成年代の国際大会は、参加する側にとって「どこかに集まって、終わったら帰る」形で成立している。

日本の育成年代を、この目で見ると景色が変わる。

全国大会は、10日あまりの集中開催として組まれている

第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)は8月14日にグループステージが開幕し、18日にラウンド32、19日にラウンド16、21日に準々決勝、22日に準決勝、24日に決勝。決勝は横浜F・マリノスジュニアユースが川崎フロンターレU-15生田に4-3で勝ちました。全国のチームが一箇所に集まり、勝ち進むほど連戦になる。ホームで戦う試合は一つもない。

JFA 第50回全日本U-12サッカー大会も同じ形で、都道府県大会が10月から11月末、全国大会が12月26日から29日の鹿児島県鹿児島市。半世紀続いている小学生の全国大会が、年末の4日間と一つの市に集約されている。

メニコンカップ2026 日本クラブユースサッカー東西対抗戦(U-15)は9月13日の11時から、三重交通G スポーツの杜 鈴鹿。EASTの監督は横浜F・マリノスジュニアユースの梅津博徳、WESTの監督はサンフレッチェ広島F.Cジュニアユースの岡本知剛。全国のクラブから選ばれた選手が、どちらの側にも属さない三重の県立施設で一日だけ集まって解散する。

大学に上がっても同じで、総理大臣杯26の準々決勝は女川町総合運動場 第二多目的運動場、1回戦は遠野市国体記念公園市民サッカー場B。関西1位の京都産業大が東海学園大に0-1で敗れた試合の会場が、宮城の町の運動公園。J1を含む複数クラブが関心を示していると報じられた選手も、そこでプレーしていた。

同じ土地が、リーグ戦にも合宿にも使われている

第13回長野県U-13リーグの第12節は8月29日、筑北村サッカー場。次節の第13節は9月22日で、その間が3週間以上あく。そして長野県サッカー協会は9月5日から6日にかけて、同じ筑北村サッカー場と西条温泉とくらでU11トレセンキャンプを開いています。栄養講座とサッカー講座を同じ日程に入れた宿泊型の活動。

村営のグラウンドと温泉施設が、県リーグの1試合と小学生の合宿を同じ月に受けている。県協会が既存の公共施設と観光施設を組み合わせて日程を成立させているということで、会場の欄を見ればその県の育成が何を借りて回っているかが分かる。第13回関東ユース(U-13)サッカーリーグに浦和レッドダイヤモンズジュニアユースとFC LAVIDA、クラブ与野が同じ参加表に並ぶのも、Jクラブの練習場だけでは地域リーグが回らないことの裏側。

練習場を自分のホームと名指したのはU-21 Jリーグ

2026/27シーズンに始まったU-21 Jリーグは、そこが違う。川崎フロンターレは麻生グラウンド、名古屋グランパスはトヨタスポーツセンターで開催する。クラブは開門をキックオフの原則1時間20分前とし、席はすべて自由席と案内しています。照明塔と防球ネットの影響でピッチが見えづらい場合があると、先に断っていました。鳴り物とメガホン、声を出しての応援は近隣への配慮で不可。施設内での食事は遠慮、ゴミ箱の設置なし、観戦者用の駐車場も駐輪場もなし。

条件を並べると不便そのもの。ただ、18歳から21歳が同じ場所で年間の公式戦を戦い、そこに人が来る形は、日本の育成年代でこれが最初。清水エスパルスのU-21監督は、この場を「なかなかトップに絡めない選手たちが成長できるか」の場と位置づけ、観客の前でやることに責任が発生すると話していた。特別指定選手にもU-21 Jリーグの出場資格があるので、大学に籍を置いた選手も同じ練習場のピッチに立つ。

集中開催の全国大会は、勝てば会場が遠くなり、負ければその年の会場はもう増えない。練習場のリーグは、勝敗と関係なく同じ場所に日程が積まれる。育成年代の議論は誰が選ばれたかに寄るけれど、会場の欄はもっと単純に、その子が一年でどれだけの土地を渡ったかを記録している。

対戦カードの下に小さく入っている会場名を日程表ごと残して、一つのチームが一年で何箇所を回り、そのうち自分たちの土地が何回あったのかまで数えていく。

出典: www.ghanafa.org(2026-09-08)

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