筑北村サッカー場、と書いてある。そのすぐ下に、西条温泉とくら、とある。長野県サッカー協会のページに出ていたU11トレセンキャンプの案内で、日付は9月5日と6日。会場が二つ並んでいるのは、片方がボールを蹴る場所で、もう片方が泊まる場所だから。小学5年生年代が一泊するのかと思って、二日間で何をやったのかを先に見にいきました。
サッカーのトレーニングに加えて、フィジカルフィットネスプロジェクトによる栄養講座、ユースダイレクターによるサッカー講座。ボールを使わない時間が少なくとも二つ入っていて、しかもどちらも、誰が担当したのかが名前つきで書かれています。
南米サッカー連盟は9月14日、パラグアイで行われているリーガ・エボルシオンU15に参加する監督、アシスタントコーチ、フィジカルコーチを集めた研修を開いたと公表しました。参加しているのは20チーム、10の加盟協会。形成、才能、人、プレーという四つの柱で進められ、開発部長のネリ・プンピードは早い段階から所属意識と価値観と基礎を教えることを挙げ、「生きているように、プレーする。教えたように、プレーする」と話しています。イスラエル・テオルドはプレーの知性と判断を扱い、それぞれのスタッフがどう働き、一人ひとりの選手にどう付き添っているかを見ることに触れました。大会は19日と21日に決勝を迎えます。
時間割が細かいのは、ゴールキーパーと栄養
水戸ホーリーホックのGKスクール中学生コースは、中学1年から3年が対象で、9月17日から12月17日までの木曜18時30分から20時、全8回。第1回がパワーポジションやキャッチング、ダイビングといった基礎技術とリカバリーアクション、第2回がポジショニング、第3回がダイビングと爆発的パワー、第4回と第5回がクロス、第6回と第7回が1対1でのシュートストップ。第8回は第1回から第7回までの達成度に応じて決める、と書かれています。1回2,000円で、参加するときに現金で払う。
回ごとに何をやるかが先に決まっていて、最後の回だけが空けてある。フィールドの選手が、チームの練習の中で必要なものを覚えていくのとは、組み立てそのものが違う。ゴールキーパーと栄養は、日本の育成年代で例外的に「時間割の形」を持っている領域ではないかと。誰が教えるか、何回でどこまで進むか、いくら払うかが、事前に紙に落ちている。
足りないと言われているものは、まだコマになっていない
FC岐阜はU-18とU-15の8人をKRC Genkの育成プログラムに送り、選手の言葉をそのまま公表しています。通用したものとして挙がったのは足元の技術、対人、球際、相手の動きを読む力。足りなかったものとして挙がったのは身体の強さ、パスやキックの精度、プレーする前の認知や判断の速さ、状況に応じた選択肢。高尾勇輝選手は一番足りないのはパスの精度だと言い、田中蓮人選手はプレーの自由さや発想力だと言っている。
このうち身体には、もう担当者と時間が付いています。清水エスパルスU-21の北本久仁衛監督は、18歳から21歳の期間について身体づくりはマストだと述べ、フィジカルコーチが若手を鍛えて下半身が変わってきたと説明しました。長野のキャンプに栄養講座が入っているのも同じ流れ。ところが、判断の速さや選択肢の幅を扱う時間は、日程表のどこに何分あるのかが外から見えない。長野で言えばユースダイレクターによるサッカー講座がそれに近いのかもしれませんが、中身の表記はそこで止まっている。
ブラウブリッツ秋田のU-15B、中学2年生のドイツ遠征では、羽田から乗り継いで約30時間かけて着き、テストマッチ4試合で1勝3敗。2戦目は前半に相手の技術と身体で良さを出せず、ハーフタイムに選手が自分たちで話し合って修正し、後半に3点を取っています。判断が動いたのはピッチの上とロッカーの中で、時間割のコマの中ではない。
大人を集める時間は、大会の日程の外にある
愛知県サッカー協会は名古屋グランパスアカデミーと連携して、コーチングセミナーU-15とU-12の開催を告知しました。教える側にも年代別に分けた場が用意されている。ただしこれは県協会とクラブが別に日を取って開くもので、大会の期間中に、その大会に来ている監督とコーチとフィジカルコーチをまとめて座らせる形ではない。
ナショナルトレセンU-15は、この9月15日から17日で4回目。年度の中で回数を重ねる招集になっています。子どもは何度も集まる。集まるたびに指導者も全国から一緒に来ている。その三日間のうち、大人が互いのやり方を見せ合う時間が何分取られているかは、発表される名簿からは分からない。
選ばれた人数と結果は毎回公表されるのに、時間割は公表されたりされなかったりする。長野の案内が読めたのは、栄養講座とサッカー講座を項目として書いたから。合宿や練習会の案内を開いたら、参加者の名前より先に一日の並びを探して、ボールを使わない時間に誰の名前が付いているのかを、県ごとに集めていく。
出典: www.conmebol.com(2026-09-14)
