勝ち点27。同じ数字のところに、二つのチームが並びました。
9月26日、高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2026 わかとりリーグ1部の後期最終節。米子北高Bがガイナーレ鳥取U-18に5-2で逆転勝ちし、勝ち点が並んで、得失点差で米子北高Bが上に出た。優勝で、プリンスリーグ中国のプレーオフに進む。
高校のセカンドチームが、Jクラブの育成組織と最後の1節まで競って、上のカテゴリーへの挑戦権を持っていった。
ガーナサッカー協会のページに、U-17の全国大会の準決勝の組み合わせが出ていました。KGL Foundation Inter-Regional U17 Colts Championship の第6回。10月9日の一つ目が Prempeh Elite Academy 対 Western Region、二つ目が Brong Ahafo 対 Greater Accra。Prempeh Elite Academy はグループAを5試合13ポイントで首位通過している。地域の名前が三つに、アカデミーの名前が一つ。協会の Talent Development Scheme の一部として組まれていて、決勝は日曜に GFA Technical Centre で行われます。
地域代表の山に、アカデミーが一つだけ混じっている。並び方としては面白いけれど、Prempeh Elite Academy が勝っても負けても、その先に待っているのは日曜の一試合で、終われば大会はそこで閉じる。米子北高Bが9月26日に取った3点差は、そういう種類の3点差ではなかった。最終節の得失点差が、翌シーズンどのリーグで試合をするかの入口につながっている。
「B」の一文字が、どこまで登れるか
数えてみる。米子北高Bがいるのは県の1部。そこで優勝すると、プリンスリーグ中国のプレーオフに出られる。プリンスの上には全国のプレミアがある。つまり学校名のうしろに「B」と付いたチームが、下から二段目に手をかけたところまで来ている。しかもそれは招待でも特別枠でもなく、順位表の一番上に名前があったからという理由だけで来ている。
この「何段目か」が、リーグの名前からは読み取れない。わかとりリーグ、と言われて、それが全国から数えて三段目だと分かる人は県外にほとんどいないと思う。中学生年代でも四国CLOVER LEAGUEという名前が全国の何段目かを教えてくれないという同じことが起きていて、高校年代の県リーグも事情は変わらない。段は実在するのに、段数は名前に書かれていない。だから保護者や中学生が県の1部の結果を見ても、そこが昇格プレーオフにつながる場所だとは気づかないまま通り過ぎる。
誰がそこに出ているのか
県1部に二つ目のチームを置いている学校は、要するにAチームに入れない選手の行き先を公式戦として持っているということ。練習試合ではなく、勝ち点がつき、順位表に残り、負ければ降格もある試合。高校サッカーの出場機会の話は、どうしても選手権のベンチ入りメンバー表の人数で語られがちだけれど、実際に一年を通して試合に出ているかどうかは、この県リーグの名簿のほうに書いてある。
そして相手がガイナーレ鳥取U-18だったことの意味も、ここで出てくる。Jクラブの育成組織が県の1部にいて、高校の二つ目のチームと同じ条件で勝ち点を分け合い、最終節に5-2で負けて優勝を逃している。どちらが上でどちらが下という注釈は、順位表のどこにも付いていない。所属している団体はまったく違うのに、同じ日程、同じ勝ち点、同じ得失点差で処理される。高体連とクラブユースは別々の統括団体なのに、この1部の表の中だけは区別がない。
二つ目のチームが、学校の進路の話を変える
高校を選ぶとき、だいたい見るのはAチームの戦績です。選手権に何回出たか、インターハイでどこまで行ったか。その学校に二つ目のチームがあって、それが県の最上位カテゴリーで昇格を争っているかどうかは、たぶん説明会でも出てこない。でも3年間の試合数という一点で見れば、こちらのほうが本人に直接効く。Aの背番号を取れなかった2年生が、週末に公式戦に出て、勝てば自分たちの名前でプリンスへの挑戦権を取れる学校と、そうでない学校がある。
ガーナの大会は、才能を見つける計画の一部として組まれていると協会が書いている。見つけるための大会。日本の県1部にあるのは、見つける場ではなく、見つかってもいない選手が毎週勝ち点を積む場のほう。どちらが良いという話ではなく、日本が長い時間をかけて積んできたのは後者で、米子北高Bの勝ち点27はその積み上げの一番下から二段目にある数字。
県リーグの結果を見るとき、優勝校の名前から読むのをやめて、「B」と書かれたチームが表のどこにいるかを先に確かめることにした。
出典: www.ghanafa.org(2026-10-08)