ゴールキーパーの後期8回は、7回目まで中身が先に決まっている

結果の表ではなく、予定の表のほうを長く見ていた。水戸ホーリーホックのページに載っていたゴールキーパースクールの案内で、中学生コースの後期について、第1回から第8回までに何をやるのかが先に全部書いてあります。

第1回が基礎技術。パワーポジション、キャッチング、ダイビング、それにリカバリーアクション。第2回がポジショニング。第3回がダイビングと爆発的パワー。第4回と第5回がクロスで、中身はジャンピングキャッチとパンチング。第6回が1vsGKでボールを奪う場面、第7回が同じ1vsGKの近距離からのシュートストップ。第8回だけは、第1回から第7回までの達成度に応じて決めると書いてある。

数えると、クロスに2回、1対1に2回。ダイビングという言葉は第1回と第3回の両方に出てくる。8回のうち7回ぶんが先に埋まっていて、最後の1回だけが空いている。

南米の大陸連盟が、20歳以下のフットサルの大陸選手権で、ブラジルとベネズエラが決勝に進んだと伝えています。ブラジルはコロンビアに5-1、ベネズエラはチリに3-2。どちらの試合も、誰が何分に決めたかが順に並べてあって、ベネズエラの3点目だけ8:53と秒まで書かれている。

8:53という刻み方ができるのは、終わったあとだから。誰がいつ決めたかは、起きてからでないと書けない。中学生のゴールキーパーの木曜の夜は逆で、9月の時点で12月までの中身が割り当ててある。試合の記録は後ろから刻まれ、練習の中身は前から刻まれている。同じ「何分に何があったか」でも、紙に書かれる順番が反対になっている。

7回まで埋めて、1回だけ空けておく

この割り方で引っかかるのは、第8回の扱い。達成度に応じて決定、という書き方は、第1回から第7回までを一人の目が通して見ている前提がないと成り立たない。クロスを2回やって、1対1を2回やって、そこで何ができるようになったかを誰かが持ち越している。回ごとにテーマを固定した積み上げ式というのは、裏を返せば、どの回を休んだかがそのまま穴として残る形でもある。

フィールドの選手は、キックもターンも守備も、週に何度かあるチームの練習の流れの中で覚えていく。テーマが先に8つ並んでいるわけではない。ゴールキーパーだけが、チームの練習の外側にもう一本、回数と中身の決まったコースを持っている。クラブはこの年代を「大人のサッカーの入り口」と説明しています。入り口の手前で、フィールドとゴールキーパーでは教わり方の設計そのものが分かれている。

中身を回ごとに割って先に出すやり方は、クラブのスクールに限った話ではありません。県トレセンの日程表に並んだボールを使わない時間も、やはり日付と中身が先に決まっていた。先に割るというのは、その日に何が起きるかを大人の側が引き受けるということでもある。

中1と中3が同じ木曜日に入る

曜日と時刻は木曜の18:30から20:00。9月17日に始まって12月17日に終わる。対象は中学1年生から3年生まで。つまり、入学して半年の子と、冬に中学最後の公式戦を控えている子が、同じ日に同じテーマでクロスのジャンピングキャッチをやることになる。学年で割らず、テーマで割っている。

これは人数の問題ではないかと。ゴールキーパーは1チームに何人も要らない。学年ごとにコースを立てるだけの人数が、一つのクラブの範囲では集まらない。だから三つの学年を一本にまとめて、代わりに中身のほうを8回に細かく割る。人数が少ないポジションの専門指導は、こういう畳み方でしか成立しないのだと思う。

そしてこのコースの上に、もう一層ある。徳島ヴォルティスジュニアユースの井上蒼士郎選手はJFAナショナルGKキャンプに選ばれています。クラブが木曜の夜に開いているコースと、協会が全国から集める場。中学生のゴールキーパーが受け取る専門の指導は、この二つの層でできている。下の層は8回に割られ、上の層は選ばれた者だけが行く。

12月17日の第8回に何が置かれるのかは、その日が近づくまで決まらない。7回ぶんを先に配って最後の1回を空けておくという決め方のほうを、次にどこかのクラブが同じ形の案内を出したときに並べてみたい。

出典: www.conmebol.com(2026-10-03)

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