次期日本代表監督に就任するかもしれないヴァヒド・ハリルホジッチ。ボスニア・ヘルツェゴビナ出身で元日本代表監督のオシムとも交流があるという。
とにかく名前が覚えにくいです。そして初めて聞く名前で、メディアからの情報を頼りに事前情報がゼロの人も多いのではないでしょうか。しかし、それ以上にハリルホジッチは日本人や日本の文化のことがわからないかもしれません。
日本てどこにあんねん!
そんな声が聞こえてきそうです。
結局日本サッカーが目指していたのはドイツサッカーじゃなかったのかと、もう誰が代表監督でもいいような雰囲気ですね。
そもそもハリルホジッチはいつリスト化されたんでしょうね。まさかオシムやストイコビッチといった日本に馴染みのある後継者を探している途中で見つけたなんて言わんといてくださいよ日本サッカー協会。
ヴァヒド・ハリルホジッチについて
自分自身が情報がゼロで、どこの誰やらよくわかってなかったので少しばかり調べてみました。
選手経歴としての経歴
【1968-1971】
トゥルビナ・ヤブラニツァ【ユーゴスラビア】
【1971-1981】
FKヴェレジュ・モスタル 【ユーゴスラビア】
【1981-1986】
FCナント 【フランス】
【1986-1987】
パリ・サンジェルマンFC【フランス】
どうやらパリ・サンジェルマンで活躍してたのは今から28年前のこと。我々NEWJIの82年世代はまだ4歳です。
その頃日本では、木村和司が背番号10番を背負い、86年メキシコワールドカップの予選を戦い、あの有名なフリーキックをズバッと決めた年であるようです。
あの頃からするとさすがにサッカーも色々変わっていると思うので、指導者としてどこまで実績を残していたのかを見てみましょう。
指導者としての経歴
【1990-1992】
FKヴェレジュ・モスタル 【ユーゴスラビア】
【1993-1994】
ASボーヴェ 【フランス】
【1997-1998】
ラジャ・カサブランカ 【モロッコ】
【1998-2002】
リールOSC 【フランス】
【2002-2003】
スタッド・レンヌ 【フランス】
【2003-2005】
パリ・サンジェルマンFC 【フランス】
【2005-2006】
トラブゾンスポル 【トルコ】
【2006 】
アル・イテハド 【サウジアラビア】
【2008-2010】
コートジボワール代表 【コートジボワール】
【2010-2011】
ディナモ・ザグレブ 【クロアチア】
【2011-2014】
アルジェリア代表 【アルジェリア】
【2014- 】
トラブゾンスポル【トルコ】
むむむ、測定不可能、評価できませぬ。サウジアラビア、コートジボワール、クロアチア、アルジェリア、トルコ…最近の指導経験だけを見ると、本当にこの人でいいのかと考えてしまいます。
ワールドカップの実績もアルジェリア代表で指揮をとったようですが、実際あの時にハリルホジッチに注目した日本人はいるのでしょうか。
むしろ、日本サッカー協会はその時から彼の実績を評価していたのでしょうか。真相は不明ですが、もしハリルホジッチが日本代表監督に就任したのなら、お互いに情報が全くないので厳しい現実が待っていそうな気がします。
そしてまたその責任を全く負わないであろう日本サッカー協会。そもそもドイツワールドカップの振り返りからやり直そう。
あれ、ドイツサッカーを目指すって言うてたのは?
以前、記事にもアップしましたが、有楽町で開催されていて参加した「日本サッカーW杯8強への道」と言うカンファレンスで、Jリーグ村井チェアマン・日本サッカー協会原専務が参加されていました。
そのカンファレンスではドイツサッカーに詳しい方をお招きして、Jリーグ及び日本サッカーはドイツを見習わなければならないと豪語していました。
しかし、今回のハリルホジッチに至っては、経歴を見る限りではドイツとかけ離れたサッカーをしそうな予感があり、このこと自体に誰も何も言わなかったのか気になるところです。
そもそもサッカー界は、ドイツのサッカー育成システムや観客動員、さらには代表チームのサッカーを研究しているはずであるのに、なぜ1番身近な存在に「ドイツ」を置かないのか。
今思いつく日本と縁のある唯一のドイツ人は、ピエール・リトバルスキーです。しかもリッティーは日本で監督経験もあり、S級ライセンスの持ち主でもあり、さらには今はどフリーの状態かもしれません。唯一、現場との接点が近年ないかもしれませんが…
ドイツ人もしくはドイツにちなんだ監督は多いよ
ドイツ人にもしかしたらいい指導者がいないのかもしれない。そう思ったので、簡単に調べてみました。
ドイツ代表の歴代監督
【1998-2000】
エーリッヒ・リベック
【2000-2004】
ルディ・フェラー【2002年ワールドカップ準優勝】
【2004-2006】
ユルゲン・クリンスマン【2006年ワールドカップ第3位】
【2006- 】
ヨアヒム・レーヴ【2008年欧州選手権準優勝、2010年ワールドカップ第3位、2014年FIFAワールドカップ優勝】
レーヴ監督が代表監督でずっと居座っているのはそもそも代表の成績がすこぶる良いから変える必要がないのか、それともスーパーなのか。
どっちにせよ、ドイツ代表の代表監督はドイツ人が多いみたいです。この人らは候補にあがらなかったのだろうか。
そしてドイツといえばバイエルンですよね。国内リーグで結果を出している監督も必ずいるので、その中にドイツ人はいるのかを見てみましょう。
バイエルンミュンヘンの歴代監督
【1996-1998】
ジョバンニ・トラパットーニ【イタリア】
【1998-2004】
オットマー・ヒッツフェルト【ドイツ】
【2004-2007】
フェリックス・マガト【ドイツ】
【2007-2008】
オットマー・ヒッツフェルト【ドイツ】
【2008-2009】
ユルゲン・クリンスマン【ドイツ】
【2009 】
ユップ・ハインケス (暫定監督)【ドイツ】
【2009-2011】
ルイス・ファン・ハール【オランダ】
【2011 】
アンドリース・ヨンカー(暫定監督)【ドイツ】
【2011-2013】
ユップ・ハインケス【ドイツ】
【2013- 】
ジョゼップ・グアルディオラ【スペ
イン】
ほとんどドイツ人でした。はっきり言って、ワールドカップでベスト8を期待できる監督と、チャンピオンズリーグで結果を残すバイエルンの監督と、何が違うのかよく分かりません。
日本サッカー協会が選んだ代表監督は、常にワールドカップ本番のたびに後がなくなる状況を自ら作り、戦術やメンツを変えて試合中にヒヨっています。
チャンピオンズリーグで実績がある監督はワールドカップでもヒヨらないと思うのですがどうでしょう。
日本サッカー界の方向性はやはり決まっていなかった
もう今の協会の暴走や監督選定に対し、口を出せる人はセルジオ越後しかいません。セルジオ越後がサッカー協会に入って蓮舫さんバリの仕分けをするしかありません。
何も方向性が見えないまま、ファンやサポーターもメディアも納得しているのでしょうか。
いつしかNEWJIが100万PVを達成したら、サッカー界に対し発言したいと思います。その時はセルジオ越後さんにオファーをしたいと思います。