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サッカー人生で必要なお金を計算してみた


小学校1年生から大学4回生までサッカーを続けると、16年間サッカーと向き合うことになります。その間必ず必要となるのがサッカーグッズやチーム活動の諸費用です。本日は1人あたりのサッカー人生に、その費用が一体どれくらいかかるのかをストーリーを交えて計算してみることにします。

どんなサッカー人生を歩むか

サッカーを始めるのが幼稚園、小学生、中学生、高校生、サークルなどを含めると大学生から始める人もいるでしょう。そして、それぞれが目指す道や目標、目的とするものは異なり、趣味や健康のためにサッカーを楽しくプレーするアクティブ層、本格的にプロサッカー選手を目指すアスリート層などに分けられます。

サッカーを始めるキッカケも人それぞれで、兄弟がやっていたから、友達に誘われたから、友達を作るため、サッカー選手に憧れたから、ボールは友達だから、そこにボールがあったから、お金のためなど、何がキッカケでサッカーを始めるかはここでは問いません。

そこで、あなたがどのようなサッカー人生を歩むのか、もしくは息子や娘が歩むのか、それともパートナーなのか分かりませんが、あなた自身もしくはあなたの周りの人が、どのようなサッカー人生を歩むかで、サッカー人生で必要な費用は変わってきます。

ここでは、アスリート層でガチガチにプロを目指して朽ち果てた筆者を費用算出のモデルとし、小学生1年生から大学4回生までの16年間で、一体いくら費用が必要であったのかを振り返ります。

筆者のサッカー人生で必要だった費用

筆者が実際に所属したクラブと選抜を簡単に書く前に、ここを見て頂ければ、ある程度どんなサッカー人生であったかが分かります。下記に筆者のサッカー人生16年間、どのようなところで費用が必要であったかを考えてみます。

筆者の歩んだサッカー人生
小学生1年から6年生まで地元のクラブで育ちました。スパイクは4年生まで運動靴、5年生からは近くのダイエーで購入。試合や遠征、合宿などは学校母体のクラブと言うことで、提携施設や保有施設の活動が中心。遠出をする時は保護者が当番制で配車を行い、差入れや手作り弁当が主。サッカーの服はクラブで作ったユニフォームだが、基本は先輩や兄弟のお下がり、2年に1度は購入していた可能性あり。他にクラブで作ったスウェットは購入、月謝は当時3000円程度。

スパイク×15足=45,000円
ユニフォーム×3セット=18,000円
月謝×6年間=216,000円
試合×6年間=120,000円
遠征×6年間=240,000円
合宿×6年間=120,000円

ザックリと759,000円
単年で126,500円

その他、地域トレセン、都道府県トレセン、8地域トレセン、練習や遠征、合宿を考えると…
ザックリとプラス300,000円

小学生を卒業するまでに必要な費用は約1,000,000円となりました。

中学生は1年生から3年生までJリーグクラブのアカデミーに所属しました。スパイクを買ったのは10足程度ですが、小学生の時よりも単価が高い。クラブの支給が何より家計を助けてくれていました。ユニフォームは貸し出し、練習着は数着購入、ほとんどが貸し出し、ウェアなども数着購入の後は貸し出しが中心。試合は基本的に現地集合現地解散の交通費のみ。遠征や合宿は大半はクラブ負担の端数を請求される。ただ、なんだかんだで費用がかさむ。月謝は10,000円。

スパイク×10足=100,000円
練習着×3セット=45,000円
月謝×3年間=360,000円
試合×3年間=135,000円
遠征×3年間=90,000円
合宿×3年間=60,000円

ザックリと790,000円
単年で263,333円

やっぱりトレセンや選抜に参加すると、ザックリとプラス200,000円

中学生で必要な費用も約1,000,000円。

高校生3年間は、Jリーグクラブアカデミーでも、一つ上のカテゴリーはプロ。ユースでは先輩からのスパイクのお下がりや、トップチームが毎年のように変更するユニフォームや練習着のお下がりを支給され、スパイクもウェアもほとんど購入した記憶がありません。遠征や合宿はカンパや寄付金を募っていたような気がしますが、年間にしてそれほどなかったような気がします。

スパイク×3足=60,000円
月謝×3年間=360,000円
試合×3年間=135,000円
遠征・合宿×3年間=60,000円

ザックリと615,000円
単年で205,000円

クラブの活動が中心であり、選抜は国体など。
ザックリとプラス100,000円

高校生で必要な費用は約715,000円となりました。

大学4年間はあまりお金がかかっていません。スパイクは同年代のプロ選手やJリーグクラブから頂いており、サッカー部の月謝は3000円。遠征や合宿も含め、年間約200,000円程度です。

大学4回間=800,000円

ザックリと800,000円
単年で200,000円

選抜を入れてもプラス200,000円

大学4年間では約1,000,000円の費用となりました。

概算では少なすぎたかもしれませんが、今考えるととにかく兄弟や先輩からのお下がりが多かったかなと思います。年齢が上がるにつれて必要な物の単価があがり、食費なども嵩張りますが、贅沢しなければ少ない費用でサッカーを楽しむことができると思います。

※これらはあくまでも曖昧な記憶であり、費用はザックリとしすぎているかもしれません。

サッカー人生で必要なもの

サッカーをしていると色んなものが必要になります。サッカーに必要な費用の内訳を見ていきます。

・スパイク
・トレーニングシューズ
・レガース(脛当て)
・ユニフォーム
・ウェア
・ボール
・カバン
・交通費
・遠征費
・合宿費
・食費
・月謝
・その他諸経費

他にもあるかもしれませんが、基本的に多くは入りません。ボールがあればサッカーは始めることができます。

費用を抑えるコツ

筆者と同じようなサッカー人生を歩む人や、全く異なるサッカー人生を歩む人、人それぞれ違う道がそこにはあります。それと同時にそれぞれにかかる費用も異なり、誰もが費用を抑えながらサッカーを楽しみたいかもしれません。

そこで下記のようなことを実行すると、もしかしたらサッカー人生にかかる費用は少しは抑えることができるかもしれません。

・自分の背丈に合った良き先輩を持つ
→お下がりをもらう

・サッカーグッズは定価では買わずにセール情報を見逃さない
→メーカーの新製品切り替え時の在庫品を狙う

・NEWJIが展開する「サッカーショップ」のオープンを気長に待つ
→サッカーをするのに費用がかかることに疑問を抱いています。衝撃が走る程安価なサッカーショップを生み出したい…

筆者のサッカー人生を振り返ると、その殆どがお下がりや支給品であったことが言えます。誰もがそのような環境で費用を抑えることができれば、メーカーや販売店は痛手(利益は確保、あくまでも売上減少)を負いますが、サッカー選手やその親御さんにとっては非常にメリットが大きくなるのではないかと考えています。

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