指導者は指導をどこまで追求できているのか


指導者の仕事は指導をすることです。
この本質を間違えているようでは指導者は務まりません。そのことを熟知した上で、指導について考えてみることにします。

まず始めに、お前はだれやねん!と思うかもしれませんが、指導者経験10ヶ月のイマイチ指導に関して理解しているのかしていないのか自分でも分かっていません。

これから話すことは、あくまでも自分が経験した選手目線のこと、仕事をどこまで追求できるかということ、そして、指導者としてあるべき姿、すなわち指導者としての理想形を述べることにします。

自分が理解することから始まる

そもそも、指導者たる者が指導のプロである必要があることは誰もが感じることです。そもそもサッカー好きとプロは違います。指導者として、誰かに何かを指導すると言うことは、やはりプロとして指導者自身が、まずはサッカーを理解していることが大前提です。

サッカーそのもの、例えばフォワードの選手であった人が指導者となり、ディフェンスのことは分からないと言っているようでは話になりません。全ての選手がフォワードではないからです。だからこそサッカーそのものを理解する必要があります。

勿論、プロを目指していない、そんなことは追求しない、自分はあくまでも趣味でやっている、そういうのであれば、そこまで追求する必要はありませんし、サッカーそのものを理解する必要もないかもしれません。

でも、そうではありません。指導者の大半が指導だけでメシを食い、生計を立てている現状です。そこにアルバイト、副業、部活動、何か指導者として稼ぐ以外の収入があったとしても、指導者のプロとして、自分の立場を理解し、自分がサッカーを教える立場と言うことを理解する必要があります。

選手へのインプットが大事

よく指導者の指導方法を評価することが取り上げられます。指導方法と言っても、単に「指導力」と言ってしまえばそれまでですが、そんなことを言っているのはナンセンスです。指導者たる者は指導することが本質であることを理解し、どこまで追求することができるがで、指導者としての価値を見出せると思います。

ある目的・方向に向かって教え導くこと。

出典:https://kotobank.jp/

指導者もピンキリです。地元のサッカー部のOBが指導している場合、サラリーマンが土日を利用して指導している場合、毎日指導に携わっている場合など、指導者がどんな立場であれ、指導に対しては、人それぞれであり何が正解だなんて言い切ることはできません。

しかし、指導者として教え導くことが本質であるならば、とどのつまりは如何に相手に伝えることができるかということになり、伝える技術、つまりは相手に対してどこまインプットできるかがポイントとなります。

指導者が自分の指導理念を持っていたとしても、それを伝える技術がなければ相手には伝わりません。結果、求めたことが不十分な状態で結果や成果として現れるのです。

だからこそ試合中の、「行けー!」「戻れー!」「諦めるなー!」なんて指示は、そもそも選手にどう伝わっているかなんてわかりませんし、指導や指示の仕方としては間違っています。

結果論だけを求めるのであれば、そう言った指示も理解できますが、やはり指導者である以上、如何に相手に伝えることができるかを追求するべきです。ましてや、育成年代で言うと、選手は子どもが対象となります。

高校生でも大学生でも、やはり子どもの一面が見え隠れしています。そんな状況で、小学生にサッカーを教えるにはどうしたらいいのか、要するにサルでも理解できるように伝えることが求められているかもしれません。

相手へのインプットが、相手が出すアウトプットと言うことを理解しなければなりません。相手ができない、理解しないということは、己のインプット情報が間違っている、不足しているということを知らなければなりません。

教科書通りには進まない

日本サッカー協会が全国の指導者に対して、色んな最新情報や指導のお手本を提供しています。しかし、それは決して教科書通りの回答ではありません。

日本サッカー界の指導におけるシステムは十分に整備されていますが、そのシステムが指導者の考える力、独創性を奪っているようにも見えます。

サッカーには答えがないということを大前提に、自分を信じて自分の指導理論、自分の指導方法を持つことは非常に大事です。課せられた教科書通りの指導を行っていては、選手も非常に偏った考えとなり、自ら考える力や選手の独創性を奪っているようにしか見えません。

個性的な選手がいいとは言いませんが、選手の強みを最大限活かすためには、指導者自身のスキルや信念がどうあるべきか考えさせられます。

100人指導者がいれば、最低でも100通りの指導理念がないと日本サッカーの未来はありません。常に自分の指導に誇りを持てるよう、プロとしての意識を持たなくてはなりません。

これは指導者の性格や周りの環境を言い訳にはできません。どんな状況に置かれていようが、指導者自身の指導に対する想いや理念があれば、意識を変えることは可能です。

まずは自分のサッカーに対する理解と指導理念を改めて見つめ直すことで、サッカーの指導の本質はどうあるべきか、深掘りすることが大事ではないでしょうか。

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