【対談コラム】サッカー × それぞれの視点
サッカーを軸に異なるフィールドで活躍する3名が集い、それぞれの視点から語り合う対談コラム。
育成年代の指導に最前線で携わる元プロサッカー選手・遠藤。
IT企業を経営しながら、年に一度だけピッチに立つ現役サッカー選手・生田。
サッカーに関心を持ち、サッカーを語ることを楽しむ女優・櫻井。
サッカーという共通のテーマを持ちながら、それぞれの立場や経験が異なる3人。
指導者の目線、経営者の視点、そしてサッカーを楽しむ側の感性。
交わることで生まれる新たな気づきや発見を、ぜひお楽しみください！
生田：金子拓郎選手のインタビュー、面白かったですね。ギリシャのスタジアムの雰囲気って、IT業界でいうと、すごく厳しいプレゼンの場みたいな感じかな。全員が一堂に会して、声を張り上げてアピールする。
遠藤：たしかに。アウェーでの試合というのはプレッシャーが半端ないからね。サッカーでは、観客が選手に与える影響は大きい。日本と欧州では特に文化が違うから、その経験は貴重だよ。
櫻井：それって、具体的にどんなふうにプレッシャーになるんですか？ただ声が大きいとか、応援が過激だとか？
生田：ベンチャースタートアップのピッチイベントみたいに、最初から最後まで耳を傾けてくれるわけじゃないんだよね。日本では忌憚なく意見が言われるのって控えめで、海外は本音でぶつかってくるから。
遠藤：うん、まさにその通り。スタジアムでは観客の声援やブーイングがモチベーションに直結することもあるし。ギリシャみたいにスタジアム全体が相手チームを敵として向かってくると、まさに力尽きそうになるよ。
櫻井：すごいですね。じゃあ、金子選手の「削ることだけ考えてる」というのは、本当にプレーヤーにも影響出てくるんですか？
遠藤：そうだな、試合自体が激しくなるし、周りの状況でプレッシャーを受けると、当然プレーにも影響が出る。それをかわす技術が問われるんだ。
生田：それに、どんなに準備しても、その場の空気って入るまでわからないからね。アウェーの醍醐味というか、IT業界でも未経験のプロジェクトに飛び込むようなチャレンジだよ。面白いんだ。
櫻井：選手としてそれを楽しむとか、すごいメンタルですね。お二人が現役時代にそういうアウェー経験ってあったの？
遠藤：うん、日本国内でも十分にあったよ。でも、海外との違いは歴然だった。日本はどうしてもまだその一体感の面ではちょっと控えめかな。あれぐらいの熱気をホームでも持てるクラブは少ない。
生田：逆に、自社のプレゼンでああいう熱狂的な反応を受けたらどう思うかな？笑 まぁ、いい意味で慣れるって大切だと思う。どんな状況でもペースは自分たちで作りたいよね。
櫻井：面白い！そうか、それがプラスに働くっていうのは、試されてる感じがするかも。金子選手はそれで楽しめたんでしょうね。
遠藤：そうそう、まさにプロ選手の醍醐味でもある。どんな相手でも、どんな環境でも、自分の力を発揮する場を得られることが一番の喜びだからね。
生田：やりたくてもなかなかできない経験って、IT業界では新しいプロダクトのローンチに似てるかな。失敗も成功もひっくるめて価値がある。
櫻井：選手の方たちのメンタルって本当にすごいですね。次の挑戦とか、どう考えてるんですかね。
遠藤：やっぱり次にどう繋げていくかだよね。金子選手も浦和でその経験を活かすつもりだろうし、その挑戦を見ていきたいと思うよ。
生田：仕事でも次のプロジェクトでどう活かすかを考えるし、サッカーでもそれは同じ。一つの経験が次のステップへの鍵だね。
櫻井：それを聞くと、私ももっといろいろな新しい経験に飛び込んでみたくなります。サッカーから学べることってたくさんありますね。
遠藤：本当にそうだね、スポーツから学ぶことって多いんだ。お互いに刺激を与え合いながら成長していくのが、一番いい形だよ。
生田：さくらいさんのフィールドで新しい挑戦を応援してるよ。何かにチャレンジするって、常に自分をアップデートすることだからさ。
櫻井：ありがとうございます！お二人の話を聞くと本当に刺激になります。次はどんな試合があるのか、金子選手を応援しながら楽しみにしていますね。
