メニュー 閉じる

育成計画を立てられていないサッカー選手は二流で終わる


あなたは自分の育成計画を見たことや聞いたことがありますか?


自分で立てるのもいいでしょう。ただ、実際はあなたが今サッカーを教わっている指導者が、あなたの育成計画を少なくとも3カ年計画で立てているはずです。


えっ、育成計画なんて聞いたことがない?
えっ、育成計画を立てたことがない?
えっ、育成計画ってどうやって立てるの?


そこからですか、わかりました。では、あなたの育成計画がどのように立てられるべきかを、ここで考えたいと思います。


育成計画とは

その名の通り、あなたがどのように育てられ大きくなり立派になるかを計画したものです。


育成と教育は若干異なりますが、育成とは「育てて大きく立派にすること」や「立派に育て上げること」と定義されているように、あなたが立派になることが前提となります。


また、立派とは「非難する所が見つからないほど、すぐれて堂々としていること。完全と言っていいほど見事な様子」なので、要するにあなたは誰かの手によって完全体に育てられることなのです。


もう一度、質問を変えてあなたに聞いて見ましょう。


あなたは、自分がサッカー選手として完全だと思えるほど育てられたことはありますか?
そして、その育てられる過程や結果、振り返りを見たことや聞いたことがありますか?


計画こそが全ての始まり

育成計画ですので、あなたが自分で成長する計画を立てるのではなく、サッカー指導者や親、周りの人間から計画を立てられることになります。


いつどの段階でどのようなスキルを身につけ、サッカーを共感し、自分のプレーで表現することができるようになるのか、そんな計画を立てられるのです。


あなたがどんな選手になりたいかと言うよりも、どんな選手に育て上げられるのかですので、その計画が間違った計画ではないかを見極めたり、正しい判断をしたりすることが重要となります。


計画がある以上はそれを前に推進していかなくてはなりません。そもそも計画が狂っていると、あなたが理想とするサッカー選手にはなることができず、さらに自分のサッカー人生も他社の影響で振り回されることになるでしょう。


計画自体がない状態では、自分がどのように成長していくのか不明確でしかありません。自分で自分を成長させるために、いつなにをしなければならないと計画を組むことは可能です。


ただ、それでは自分が間違った方向に進む可能性がある計画でも、間違っていると知ることさえできません。自分が立てた計画は正しいと思い込むのが人間です。最低でも5回は見直した方が良いかもしれません。そして、それはあくまでも自分の成長計画に過ぎないのです。


育成計画。あなたはこの重要性に気付いているのでしょうか。また、あなたのサッカー指導者や親、周りで計画を立てるべき人間が、あなたの計画をどれほど重要視して見てくれて、考えてくれて、計画を立ててくれているのでしょうか。


あなたの指導者はどう考えているのか

育成計画を立てられたことがない選手は二流で終わると言いました。ただ、そんなことはありません。


おそらく、メッシもスアレスもネイマールも育成年代の頃から今まで育成計画は立てられていないまま、世界のトップクラスへ上り詰めたのでしょう。


その中でもメッシに関してはバルセロナの下部組織で育っているため、今ほどではないかもしれませんが、昔から世界の最先端の育成指導を受けていたはずです。もちろん、その中には育成計画に準ずる何かがあったのでしょう。


ただ、今はもっと精度の高い育成計画が立てられており、その計画を元に超高速PDCAが指導者によって回されているのでしょう。むしろ、そのような計画と軌道修正があって「規格外の選手」や「型破りな選手」が生まれるのではないでしょうか。


単なる「規格外の選手」や「型破りな選手」が、自然と放ったらかしの状況で生まれるのではありません。おそらく世界では作られた「規格外の選手」と「型破りな選手」が活躍しているのです。


日本サッカー界の指導者が、そのような選手を意図的に立派に育て上げようと考えたことがあるのかどうか不明ですが、まだまだ生まれ持ったセンスや身体能力だけを見て日本製の「規格外の選手」と「型破りな選手」を育てているような気がします。


ただ、育成計画を組むことで、そのような選手を育てることが目的ではありません。


どんな形であれ、立派に大きく育て上げることができれば育成計画の意義はあるのです。


日本サッカーの未来を考えた場合、今後はこのような育成計画の立て方や回し方が重要なポイントとなるのは間違いありません。


あなたの指導者はそんなことまで考えているのでしょうか。そして、あなたはそんな育成計画に対して対等にものを言うことができるのでしょうか。


是非、自分に問うて見てください。

こちらもおすすめ