メニュー 閉じる

サッカー界、スポンサー獲得に物申す

チャイナの田舎生活も終わりを告げ、大都会上海に戻ります。やっとこさ悪かったネット環境も、多少は良くなる可能性があります。

皆さんこんにちこんばんは。「進化系サッカーメディアNEWJI」の立案者ryujinです。日本サッカー界の底上げのため、WEBとマーケティングを駆使し、あらゆる角度からサッカーネタを配信しています。

言葉の定義や意味や本質は、著作物によって多少異なりますが、その言葉が持つイメージ自体は、大きく変わりはありません。

スポンサー – Wikipedia

スポンサー(英語:Sponsor)は、団体、個人、スポーツのチーム、イベント、施設、番組などに対し、広告やPRを目的に金銭を支出する団体或いは個人、即ち広告主である。

パトロン – Wikipedia

パトロン(英: patron)とは、後援者、支援者、賛助者、奨励者、または特権を持つ人や財政支援をする人をいう。現代でのパトロンは、必ずしも金銭援助に限るわけではなく、パトロンの人脈や影響力によって貢献するケースもある。後援、支援、賛助、奨励の行為そのものは、パトロネージュ(英: patronage)と呼ぶ。

巷でこんな記事が話題になっています。
IMG_8696.JPG

Jリーグクラブがスポンサーから得る収入(広告費)は、川崎フロンターレの例を見ると、2013年シーズンは全体収入の約53%に当たり、1702百万円の広告料をスポンサーから得ています。

そして、ファジアーノ岡山に関しては、全体収入の42%に当たる439百万円の広告料をスポンサーから得ています。

プロクラブとしてメインの収入源となるはずである観客動員入場料収入が16%を下回り、スポンサー収入がクラブを支えている事実があります。

多数の観客に対して、スポンサー企業を広く告げるはずである、本来の目的がなされていません。

卵が先か鶏が先か知りませんが、観客が多いからスポンサーがつく。スポンサーがいるから観客が増えるのではありません。※クラブの存続を考えるとそれも考えられるが…

このように、スポンサーに依存しているJリーグクラブの状況に革命を起こす必要があるとおもいます。

最近ではスポンサー(広告主)がパトロン(後援者)化した状態になり、スポンサーメリットは皆無に等しいのではと疑念すら抱いております。

記事のようなスポンサー獲得活動が本当ならば、ファジアーノ岡山の営業活動は、主観ですが何一つ価値のない「お願いレベル」にしか見えません。

当然、努力して、誠意を込めて、通いつめて、汗水垂らして、やっとこさ手にする売上(大小問わずスポンサーの獲得)もあるでしょう。むしろ、それが現サッカー界のスポンサー獲得術なのかもしれません。

しかし、プロサッカークラブのスポンサーに何のメリットも感じていない相手に対して、熱意と根気だけでスポンサーを獲得する活動は、もはや時代遅れです。

「クラブ」と言う商品に今以上の付加価値をつけ、相手にベネフィットを見出すことができなければ、スポンサーが経営難や窮地に追い込まれた際、簡単に終わりを迎えることになり、結果自分の首を絞めることになります。

さらに、ファジアーノ岡山では、サポーターに対して堂々と公にしている「お願い」があります。
IMG_8695.PNG
※元記事

もはや、スポンサー獲得がお願いレベルならば、そのスポンサー契約を維持するための努力さえも、お願いレベルでは話になりません。

まずは、スポンサーに対して、クラブを活用することで得られるベネフィットを見出し、顧客にスポンサー本来の目的を果たしてもらうための手段として「クラブ」を活用してもらえるような売り込みが必要です。

スポンサーは、クラブにとっての顧客であり、お願いレベルで通用するのは数年が限度。

契約自体が他力本願であるスポンサー契約から、インバウンドでスポンサーを獲得できる環境を創り出すことに着手するべきです。

こちらもおすすめ