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不適合品を入庫させない術はありますか?

不適合・不適合品の定義とは

まずはじめに、不適合と不適合品の定義をおさえておきましょう。不適合とは、生産した製品や部品、サービスなどがあらかじめ定められている基準を満たしていない状態をいいます。文章で堅苦しく書くと、「規定した要求事項を満たしていないこと」となります。

次に、不適合品とは、不適合と判断された製品や部品、サービスが1個でもあれば、それは不適合品となります。堅苦しく言うと、「1つ以上の不適合のあるアイテム」となります。

つまり、資材そのものや、資材を加工、部品を加工していくなかで、倉庫で発見する場合や、生産ラインで発見する場合、検査工程や出荷前検査で発見した場合、基準を満たしていないものが不適合であると判断され、その基準を満たしていない製品のことを不適合品であると定義します。

不適合と不良の言い方には少し違いがある

日常生活でも、製造業に携わっていない人の口からよく聞く言葉として、「不良品」という言葉があります。この●●、不良品やな!と、一般的によく言われますが、この●●、不適合品やな!と、日常生活ではあまり聞かないではないでしょうか。

一昔前は、「不適合品」と「不良品」は同じ意味をもつ言葉として扱われていましたが、厳密に言うと今は区別して使われているのです。

不良品とは、その物が本来果たすべき用途を満たさない品物全般のことを指しています。対して、不適合品とは、基準を満たしていない品物のことを指しています。

一般の方には馴染みがないかもしれませんが、製造業界では当たり前のように身近にあるISO(国際標準化機構)では、「不適合品」という表記のみが使われています。となると、製造業界の方は、よく違いがわからない!と言う場合、基本的に、不良品と呼ぶのではなく、不適合品という呼び方で社内外で言い方を統一しておけば、特に問題なく通じるということになります。

ただ、日常生活の中で、この●●、不適合品やな!とつい言葉にしてしまうと、聞いている人が製造関連の人であれば、何も違和感なく受け入れることができますが、そうでなければ、不適合品て!と言われるかもしれません。

製品・部品・原材料の単位は?

製品や部品、原材料は、生産したり、運んだりするときに使う単位があります。 何個ずつ生産するのか、何個を1くくりにして運ぶのかという単位となり、この単位のことを原単位と呼んだりします。

原単位が1個である場合は、個品と言ったりもしますが、あまり聴き慣れない言葉でもあり、1個単位で生産する時、運んだりする時に用います。また、 原単位が2個以上である場合には、ロットと呼ばれます。まとまった状態を指し、2個以上の定められた数で生産したり、運んだりする場合に用います。

品質状態をよくみる必要がある

ここでポイントとなるのが、そのもの自体の状態を、適合・不適合と品質を判断したり、管理したりする場合、個品の品質状態と、ロットの品質状態を、完全に分けて考えることが必要であることです。

  • 個品×適合品
  • 個品×不適合品
  • ロット×適合品
  • ロット×不適合品

上記、4つの品質状態のどれかで判断しなければなりません。

ロットの場合は、3つ目の黒ポチである適合品の中に、不適合品が混じっている状態があるなど、適合・不適合が混在することもあります。 なので、ロットの場合は、ロットの中に1つでも規定した要求事項を満たしていない品が入っていれば、ロット全体を不適合品として扱い、処置する必要な場合もあります。そうでなければ、在庫検品や市場に出回ったあとのクレームに繋がるからです。

不適合品を万が一市場に流出してしまった場合、最終的にものを受け取った顧客(消費者など)からのクレームは、極めて深刻です。場合によっては、市場に出回っている商品の回収(リコール)などにも発展し、大きなコストをかけて処理することになります。

当然、その回収にかかった費用は最終的に問題を出した企業が負担することになり、すぐさま問題の責任がどこにあって、なんで発生したかと、原因追及が始まることになります。

問題が起こった商品を販売している企業の他、その企業に納品しているメーカー、加工先、下請けなどは、最新の注意を払って動向を気にしなければなりません。

場合によっては不適合品の全国回収だけに止まらず、戻った製品の全数検査の対応や、生産し直しなど、それだけでも大きなコストがかかることを考えると恐ろしくてどうしようもありません。

品質状態の管理は十分注意しましょう。

商品ラベルの貼り間違いが最多、この問題だれかいい解決策はありますか?

よくある問題の1つに、商品ラベルの貼り間違いがあります。この問題は本質的には機能面での問題はありません。ただただ表示がことなるということで、クレームに発展することになります。

消費者としては、ラベルが間違っていたとしても、注文した商品が届けば問題ないと思う人も多いかもしれませんし、そもそも商品によっては、その貼り間違えたラベルを店頭や受け取った際に、見ることすらないかもしれません。

ただ、最終行き着くところまでに貼り間違いが発見された場合、やはりクレームとして報告があがってくるのです。小さなミス(人的ミス)なので、大量に発生してないことが多く、1000個あるうちの1つである時さえもクレームはクレームとして処理されます。

さすがにロットで不適合品と判断された場合にはたまりませんが、それでもその基準を満たしていないものとして、他にも入っている可能性をあげられると反論することはできず、全数を検査し直すことも免れません。

ただ、ラベル1つの貼り間違いです。この問題で何かいい解決方法はありますか?

この記事の著者

info@newji.inc
NEWJI Inc.のCEOです。上場製造メーカーでコストダウンによる利益を1億7千万円を生み出し、IT×製造業の領域で独立。さらにコストダウンを加速すべく日々爆進中です。F.C.NEWJI代表兼任。